山地の林縁にポツポツと立って生育する夏緑性のシダである。根茎は長く這い、葉をまばらに出す。葉は淡緑色、柔らかい草質。葉身は広披針形、基部は狭まり、2 回羽状に深裂する。羽片の下部は、無柄で水平に開出し、軸に重なるようにつく。植物全体に星状毛や針状毛を密につける。最下羽片の上側第一小羽片は突出して大きい。胞子嚢群は、辺縁と中肋の中間より辺縁近くに着き、胞膜はない。生育地は山梨県内に散在し、個体数は少ない。笹に飲み込まれて消滅した場所もある。
2018年山梨県絶滅危惧ⅠB 類(EN) 2017年環境省-
タチヒメワラビ 令和3年5月 甘利山で撮影
同上 まだ葉を十分に展開していない若い個体。
最下羽片の上側第一小羽片が突出して大きい。
茎には星状毛や針状毛を密に付け、茶色い薄い鱗片を付ける。
令和3年6月 同じ場所で撮影。だいぶ大きくなったがまだソーラスは付けていなかった。
平成24年6月 アツモリソウとともに写り込んでいたタチヒメワラビ。令和3年現在、アツモリソウは消滅しておりタチヒメワラビも風前の灯。
⇒山梨県の絶滅危惧ⅠB類のシダ類(画像付き)
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2018年山梨県絶滅危惧ⅠB 類(EN) 2017年環境省-
タチヒメワラビ 令和3年5月 甘利山で撮影
同上 まだ葉を十分に展開していない若い個体。
最下羽片の上側第一小羽片が突出して大きい。
茎には星状毛や針状毛を密に付け、茶色い薄い鱗片を付ける。
令和3年6月 同じ場所で撮影。だいぶ大きくなったがまだソーラスは付けていなかった。
平成24年6月 アツモリソウとともに写り込んでいたタチヒメワラビ。令和3年現在、アツモリソウは消滅しておりタチヒメワラビも風前の灯。
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