山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

月光の田貫湖とウィルタネン彗星  平成30年12月17日

2018年12月18日 | 星空
 朝は雲に巻かれていた富士山だったが午後になるとスッキリとした姿を現した。ウィルタネン彗星は地球に接近し現在最も光度を上げているのだが上弦を過ぎた月が照らすために撮影条件はあまり良く無い。かつ、夕暮れの富士山の上に昇る頃にはかなり高い位置まで昇ってしまっている。しかし昨日から3日間はプレアデス星団に接近しており探すのは容易な位置に居る。夕暮れの富士山頂で輝く姿が見られる位置を探し、田貫湖に出かける。


    上弦を1日過ぎた月が照らす。


    富士山の上にプレアデス星団とおうし座アルデバランが昇る。


    プレアデス星団の左下にうっすらと緑色の光が見える。


    25秒追尾、5枚をコンポジット合成。


    なんとか彗星の輝きが見える。もう少し追尾したかったがシャッターボタンの調子が悪く止まってしまった。


    プレアデス星団とおうし座アルデバランとウィルタネン彗星。別のカメラで赤道儀追尾しコンポジット。


    プレアデス星団とウィルタネン彗星。手製の特殊フィルターを装着してプレアデス星団に8角形の光芒を出す。


    右にオリオン座、左にふたご座が昇る。


    さらにおおいぬ座シリウスが昇り始め、冬の大三角形が姿を現す。

 ちょっと撮ってすぐに撤退するはずだったのだが、赤道儀で追尾するのに操作を何度も失敗し、結局は3時間ほど撮影時間を費やすことになってしまった。ウィルタネン彗星はこれから少しずつ暗くなって行くうえに明るい月が邪魔して撮影は難しくなる。好条件で撮影できるのはこれが最後になるかも知れない。

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