北岳に行く計画を立てたが、今回は3泊4日という長期滞在、かつテント泊という計画である。いつもの広河原から入山するのでは無くて、今回はルートの長い池山吊尾根を登る計画である。もう何年もテントを担いでおらず一抹の不安があり、特に2日目の池山小屋から北岳山荘までのルートはコースが長く長時間の行動時間を強いられるのは必至であろう。さて、無事に登って帰って来られますかどうか?まずは広河原まで行き、奈良田行きのバスに乗り換えてあるき沢橋で下車し、そこから登り始める。
広河原アルペンプラザ。背中側には新築された広河原山荘が営業中。空模様はいまいちだが雨は降らなそうである。
バス停の裏に変わったカエデの木が生えていた。
蝶型の実がたくさん付いている。葉が変わっていて切れ込みのある長ハート形をしている。これは探していたカラコギカエデであろう。
広河原で奈良田行きのバスに乗り換えてあるき沢橋で下車する。このバス停の裏側が登山道に入る。
登山道脇に生えていたトチバニンジン
頭を持ち上げたばかりのシャクジョウソウ
ウリハダカエデに似ているがこちらは葉が大きくてやや光沢があり、ちょっと違う。
これはテツカエデであろう。この山域ではこれが主体になるようである。
シラネワラビが至るところに生えており、群落も形成している。
他にもいろいろなシダが生育している。
これはシノブカグマであろう。
ミヤマイタチシダと思われる。
葉にやや光沢があり第一羽片の下向き最下小羽片が大きく張り出している。
流線型の細長いイノデの仲間、ホソイノデであろう。
鱗片は薄い。
パラパラと生えているこのシダ
ミヤマシダと思われる。
似ているがこちらは第一羽片の下向き最下小羽片が大きい。
これはナンタイシダと思われる。
やや大き目のソーラスが裂片の辺縁上側に付いている。
イチヤクソウの仲間が咲いている。葉はたくさん見かけるが咲いているものは少ない。これはコバノイチヤクソウであろう。
これもコバノイチヤクソウ
これは葉脈の白い筋が明瞭。ジンヨウイチヤクソウであろう。
これもジンヨウイチヤクソウ
キソチドリはまだ蕾。小さな葉はたくさん見かけるが花を付けているものは少ない。
まだ蕾のミヤマウズラ
針葉樹林の下に咲いていたコイチヨウラン
群生はしていなかったがそれなりに多く咲いていた。
探していた小さな白いラン、アリドオシラン。
まだほとんどが蕾だった。
草地に立ち寄ってみる。
これはクサイの群落と思われる。
草地の中にたくさん茂っているスゲ
これはヒメカワズスゲであろう。圧倒的な群落である。
結実したヒメカワズスゲ
水辺には別のスゲが生えている。
これはミノボロスゲであろう。
本日の宿泊地、池山小屋に到着。
小屋の前には素晴らしい草地と湿地が広がっている。
イネ科の草が群生している。これはヌマガヤではないかと思う。
苔の生える湿地
群生しているスゲはヒメカワズスゲ
コースタイムを遥かにオーバーし、5時間という長時間を要して池山小屋に到着した。それなりに良い植物観察が出来たと思うのだが、重い荷物を担いだままの撮影には苦労を要した。今回のいちばんの目的はイチヤクソウの仲間を探すことだった。かつて池山小屋の近傍にエゾイチヤクソウという花が生育していたらしいのだがまだ残っているのかどうかは確認されていない。同行メンバーとともに池山小屋周辺の樹林の中や湿地の周辺を探してみたのだが、残念ながら発見出来なかった。
他の登山者は居らず、池山小屋は同行メンバー3人で貸し切り状態となった。電波が届かずちまたの情報が入らないことと天気予報が見られないことは不便ではあるが、明日は晴れるはずである。8時前にはシュラフに潜り込んで明日は早朝に出発の予定である。
広河原アルペンプラザ。背中側には新築された広河原山荘が営業中。空模様はいまいちだが雨は降らなそうである。
バス停の裏に変わったカエデの木が生えていた。
蝶型の実がたくさん付いている。葉が変わっていて切れ込みのある長ハート形をしている。これは探していたカラコギカエデであろう。
広河原で奈良田行きのバスに乗り換えてあるき沢橋で下車する。このバス停の裏側が登山道に入る。
登山道脇に生えていたトチバニンジン
頭を持ち上げたばかりのシャクジョウソウ
ウリハダカエデに似ているがこちらは葉が大きくてやや光沢があり、ちょっと違う。
これはテツカエデであろう。この山域ではこれが主体になるようである。
シラネワラビが至るところに生えており、群落も形成している。
他にもいろいろなシダが生育している。
これはシノブカグマであろう。
ミヤマイタチシダと思われる。
葉にやや光沢があり第一羽片の下向き最下小羽片が大きく張り出している。
流線型の細長いイノデの仲間、ホソイノデであろう。
鱗片は薄い。
パラパラと生えているこのシダ
ミヤマシダと思われる。
似ているがこちらは第一羽片の下向き最下小羽片が大きい。
これはナンタイシダと思われる。
やや大き目のソーラスが裂片の辺縁上側に付いている。
イチヤクソウの仲間が咲いている。葉はたくさん見かけるが咲いているものは少ない。これはコバノイチヤクソウであろう。
これもコバノイチヤクソウ
これは葉脈の白い筋が明瞭。ジンヨウイチヤクソウであろう。
これもジンヨウイチヤクソウ
キソチドリはまだ蕾。小さな葉はたくさん見かけるが花を付けているものは少ない。
まだ蕾のミヤマウズラ
針葉樹林の下に咲いていたコイチヨウラン
群生はしていなかったがそれなりに多く咲いていた。
探していた小さな白いラン、アリドオシラン。
まだほとんどが蕾だった。
草地に立ち寄ってみる。
これはクサイの群落と思われる。
草地の中にたくさん茂っているスゲ
これはヒメカワズスゲであろう。圧倒的な群落である。
結実したヒメカワズスゲ
水辺には別のスゲが生えている。
これはミノボロスゲであろう。
本日の宿泊地、池山小屋に到着。
小屋の前には素晴らしい草地と湿地が広がっている。
イネ科の草が群生している。これはヌマガヤではないかと思う。
苔の生える湿地
群生しているスゲはヒメカワズスゲ
コースタイムを遥かにオーバーし、5時間という長時間を要して池山小屋に到着した。それなりに良い植物観察が出来たと思うのだが、重い荷物を担いだままの撮影には苦労を要した。今回のいちばんの目的はイチヤクソウの仲間を探すことだった。かつて池山小屋の近傍にエゾイチヤクソウという花が生育していたらしいのだがまだ残っているのかどうかは確認されていない。同行メンバーとともに池山小屋周辺の樹林の中や湿地の周辺を探してみたのだが、残念ながら発見出来なかった。
他の登山者は居らず、池山小屋は同行メンバー3人で貸し切り状態となった。電波が届かずちまたの情報が入らないことと天気予報が見られないことは不便ではあるが、明日は晴れるはずである。8時前にはシュラフに潜り込んで明日は早朝に出発の予定である。
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