久坂部 羊 (著) 講談社刊 2022/3初版 224P 990円 売れてないのか手放す人が少ないのか古本は新本に近い値段なので ここはまず図書館だろう。あたしも図書館の本。先に書いた 人はどう老いるのか・・と同じ著者でこちらの方が先に出てる。著者のうんぬんは先に紹介してるんで省略。amazonの紹介だと 誰にも訪れる「死」。しかし、実際にどのようにして死んでいくのかを知っている人は少ない。人がどのような末期を知らないと、虐待に等しい終末期医療に苦しみ、悲惨な死を迎えることになりかねない。肉親が迎えたとき、そして自ら死を覚悟したとき、どのような死に方を選べばいいのか。その日に備えて、読んでおきたい「死の教科書」・・なんて書いてあるが これどうなんだろうねぇ・・ あたしは急性大動脈解離で死にかけて生還率3%です・・と 死亡宣告みたいなのされたわけで まず助からないから覚悟しておいてください・・だったらしい。主治医の説明では肺に行く動脈と脳に行く動脈の2本が内膜が剥がれて血管を塞いだらしいので 脳のダメージもあるようで記憶がまだら。昔の記憶も相当抜け落ちてるので 見た目は普通の健康体だが 仕事やらこれから先をごっそり失ったのは痛い。まーそんなこんなで三途の川手前で引き返してきたが これとて 偶然が重なった・・というか運が良かっただけに過ぎない。大動脈が人工血管に置換されてるわけだが 100年経ってもだいじょーぶ・・なわけがないので いきなりお星さまになる確率は限りなく高い。 明日目が覚めたら運が良かった・・くらいの 死がお隣にあるような状態。久坂部さんも言うように死は一生に一度の経験なので 本人はどーでもいい。身近な人が死にかけてる時に周りはどうすればいいのか?という本だ。久坂部さんのおとーさんも いい人生だった もう十分生きたと言われてたようだが 同感。年が明けると生還してから9年になるが これはおまけだと思ってるのでいつ終わっても いい人生だったなと思うので死ぬ準備はできてる。あー話は変わるがエンゼルケア・・って聞いたことがある方もいるだろうが 亡くなった後の処置で 口に綿詰めて体拭いて死装束に着替えさせて 女性なら化粧 男性なら髭をそる・・てのは知ってたが 肛門から指突っ込んでうんこを掻き出すこともするそうで そういうのは看護師の仕事らしい。叔母は津の保健所の婦長さんだったが そういう現場を経験してたんだろうな・・と思うが あたしにはとても無理だ。強い人でないと無理。本書では安楽死やら尊厳死 無駄な延命治療とか まあ色々書かれてるが おそらくあたしには縁が無いが これ読んでるあなたたちには起こり得ることなので 本書は買わなくてもいいが是非とも読んでおいて欲しいと思う。人の死ってタブーなのだけど 誰もが必ず死ぬので他人事ではない。
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