今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

気圧の急変動が原因?

2021年05月04日 | 健康

昨日3日は、槍ケ岳や谷川岳など山の遭難が相次いだ。
恐らく、のどかな春山が一転して厳しい冬山に変貌したためだろう。
今の時期にはよくあることで、雪山に行くにはそれを想定した準備が必要(そして一転して4日は、川や池で水の事故が相次ぐ)。

その3日、91歳になる母は、今までにない眩暈(めまい)に襲われ(視界では室内が転倒するほど傾いたという)、さらに強烈な吐き気に襲われた。
メニエル病などは患ったことがない。
安静に寝ていれば症状はおさまるだろうと思って寝ていたが、午後になってもいっこうに眩暈は治まらない(吐き気は治まった)ので、近くの大学病院に行った(今の時期、新患を受け付けない病院もある)。
母は以前脳梗塞を患ったので、まずはそれを確認するためにCTを撮った(休日のためfMRIはできない)。
結果、脳梗塞ではなく、症状を抑えるための薬が処方された。
帰宅後、母は普通に夕食を準備して摂り、入浴もして寝た。
夜中の睡眠は問題なく、翌朝すこしふらつくが、気分に問題はないとのこと。

実は、3日の日、同居する義妹も気分が悪かったという。
義妹はやや気象病の気がある。

念のため、私が設置している数箇所の観測地の気象データを確認した。
3日の午前中は気温が10℃以上上昇し、気圧も10hPa以上上昇した(いずれも短時間での急激な変化)。
気象病の本では、低気圧の接近で気圧が低下すると、眩暈や吐き気などの症状がでやすくなるという。
今回は、気圧の上昇なので、該当しない。
ただ”急激な”上昇であったことが気になる。

翌4日、勤務先の愛知にある大学は授業日で、会議のために新幹線で戻った。
そこで、長年気象病を患っている同僚(♂)に、3日の状態を尋ねたら、とても辛い状態だったという。
彼の言によると、終日雨天(=低気圧通過)の日よりも、大気が不安定で天気がコロコロ変る日の方が辛いという。

以上を総合すると、気圧の低下よりも、気圧の急激な変化(上昇を含む)そのものがストレッサーになるではないか。
もっともこれは、気圧の変化に対して過敏な気象病の人のみにあてはまり、私のようなまったく何も感じない者には関係ない話だが。
なにしろ10hPaの気圧差は高度に置き換えると、84mの変化でしかない。
高層ビルなら途中階だ。
ならば、気象病の人たちは、高層ビルのエレベータに乗っても症状がでるだろうか。
本当に気圧だけが原因なのだろうか。