日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

他人を変える?自分を変える?

2007-08-10 | 他人のフリ見て我が身を正す
源泉徴収の納付書が無くて困ったという経験はお有りでしょうか?
源泉徴収とは給与所得・利子所得・配当所得などについて、その支払い者が支払いの際に所得税を徴収し、国に納付することをいいます。
給料の源泉徴収の納付書は一年に一度年末に一年分を求めて税務署から送られてきます。

しかし、この納付書は必要枚数ギリギリで送られてきており何枚も余分に送られてくるわけではありません。
したがって、書き損じたり無くしてしまったりすると再度税務署から交付してもらわねばなりません。

昨日も税務署との懇談会でこの源泉徴収の納付書が話題に上がりました。
我々税理士側からは『白紙の納付書を渡して欲しい』との要望です。
当局の答えは勿論NOです。
これは分かっていた回答です。
理由は、事前に電話連絡をしてくれれば、源泉徴収義務者の住所氏名整理番号を印刷して渡すことになっているからです。

実は問題は無いのです。
事前に言えば良いだけですから・・・。

しかし、そこは我々業界の体質の古さです。
『昔は、白紙の物を何枚でもくれた。なのに今交付しないのはおかしい!』
平然とこんなことを言ってのけるのです。
答えは簡単、できないというのだからこちらが変われば良いだけです。
納付手続き技術上の理由、納付誤りなどの理由から出来ないというのですから、我々が変われば良いだけの話です。
相手は国の組織です。
一度法律や通達などで決まってしまえば、それに則って行動するしかないのです。
そんな動かぬものを動かそうとする位なら、自分達が動けば良いのです。

他人を変えようとすることは体力と忍耐力そして交渉力を要します。
しかし自分を変えることは、自分の決断だけで済みます。
難しいことを言うつもりは毛頭ありません。
他人を変えることよりも先ずは自分を変えてみたいものです。

コメント
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