奥多摩の、
お気軽、お手軽に登れる大岳山(1266m)を楽しんで来ました。
電車で御嶽駅へ。
バスとケーブルカーを乗り継いで御嶽山駅(820m)へ。
御嶽山は、御嶽神社の信仰の山で、観光地でもあります。
10:00出発。
御嶽神社までの急坂。 坂の上にある神代欅(けやき)
ここでアップアップの人も。 樹齢1千300年。
急坂の上のみやげ物店通り。
御嶽神社入り口。
本殿はここを登って、さらに長い長い階段を登ります。
今日はそこへは行きません。
天狗の腰掛杉。
樹齢350年。
確かに腰を掛けたい枝の形。
田舎の想わせるおだやかな山道。
大岳山と岩石園(ロックガーデン)の分岐点。
ここまでは観光地。これからが山登り。
11:00発。
急坂をうねうねと登って、芥場峠。
さらに傾斜をまします。
そして辿り着くのが大岳神社。
大変ショボイです。トタン張りです。
山の神社には必ず参拝しますが、ここは有り難味に疑問。
賽銭3円。
何年も前に巨木が登山道を塞いだようです。
切り口は胸の高さまであります。
さて、これから20分、標高差120mがこの山の一番の醍醐味。
悪路、悪路。岩をよじ登ります。
最近、こんな道を登るのが楽しくてしょうがない。
全部見せます。
両手で岩をつかんでヨジ登ります。 「寅壱」頼りになります。
ヨッコラ、ドッコイショ。
ホッホー。まだまだ続く。
鎖場も、鉄階段もあって面白さが凝縮されてる。
でも、息が乱れる前に頂上に飛び出します。11:40
「アララ。もう着いてしまった。」
チョッと物足りない。
1266mです。
頂上は、南側が130度程開けてます。遠景はモヤッてます。
見えるハズの富士山は見えません。
「うーん。微妙な感動。」
今まで展望が無かった山で、唯一の展望がこれでは写真家としては不満。
でも、後から到着した人達が、登り切った達成感とこの展望に感激しているので、
言葉、態度に決して不満を出しません。 大人です。
ゆっくり昼飯食べて、周りの人と談笑して、山の空気を吸い込んで降ります。
登りは、馬力に任せて楽しく登った岩場を、降りる時は十分慎重に。
さて、「トレイラルラン」、というスポーツがあります。
一言でいうと「山のマラソン」です。
歩いて登りません、駆け上ります。走って飛ぶように駆け下ります。
天狗のようです。
この御嶽山、大岳山は「奥多摩山岳耐久55kmレース」のコースになっているので、
多くのランナーがトレーニングで走っています。
一般の登山者の熊鈴は「コロ~ン。カロ~ン。」と、ある種の風情を感じますが、
彼らの鈴の音は「コロカラコロカラコカコカコカカカカカ・・・・・」凄まじいものです。
この音が聞こえると、接近しているのが分かります。
そして、「ドッドッドッドッ・・・」という足音が聞こえると、快調に歩いていた足を止め、脇に避けて道を譲ります。
すぐ脇を、凄いスピードで追い越していきます。
町中で歩道を歩いていると自転車がすぐ脇を追い越していく、あの感覚です。
その際、「ありがとうございまーす」「こんにちはー」「すみませーん」と挨拶があります。
「ハイッ。ガンバッテ。」と返事しますが、無言で走り抜けて行く者もかなりいます。
ちと「ムッ」とします。
でも、こんなスポーツを続けていると、僕よりズッと若い時期に「膝サポーター」の世話になるんだろうなと、他人事ながら心配してしまいます。
体力的、精神的、写真的に不完全燃焼なので、帰りにロックガーデン(岩石園)に
寄り道して写真を撮りました。
かなり良いですよ。
ここで一息休憩。
こうゆう風景大好きです。
苔むす巨木のオブジェ
綾広の滝
例の「トレイラルラン」。
20代後半の女性二人に道を空けた時、
「後ろから見ていて、足長いネー、って話ししてたんですヨー」だって。
オヤジ、またガンバル
山登りオヤジ
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