極寒・暴風
正月3日。毎年恒例の山登りです。 今年は日光「社山」!
北千住5:15発の区間快速でいざ日光へ。 さあ、出かけましょう
「栃木」あたりで、朝焼けの中にクッキリと「筑波山」。
東武日光に7:37着。 7:41発のバスで「中禅寺温泉」へ。 8:20「中禅寺温泉」着。
準備を整え、寒い山頂で飲むのに熱いお茶を買って8:40、さあ出発です。
ここから登山口の「阿世潟」まで、1時間半程の長~い歩きです。
湖畔沿いの路を行きます。右に「社山」 「立木観音」まで15分。 ここから先は車は入れません。
「社山」です。 天気は上々 クリックすると登ったルートが出ます。
誰~れもいません。 風が非常に冷たいです。 民宿「半月山荘」 冬季は休業。一泊二食5,500円
「中禅寺湖」越しに「男体山」
9:55 登山口「阿世潟」着 5分休憩。
まずは「阿世潟峠」に向かいます。 ここは北側斜面なので、普通は雪がドッサリあるのに雪が無い
それよりも、大した登りじゃないのに、息が切れる えっらく、きつい
10:25 「阿世潟峠」10分休憩。はーはー 「社山」南側。 ありゃま~ 雪が無い
ここからは、見上げると首が痛くなるような急傾斜
はーはー、ひーひー、ぜーぜー 滅ッ茶苦ッ茶しんどい 何故にこんなにしんどいの?
理由は簡単! 年末から元日までドップリと酒に浸かっていたから 特に元日は朝から14時間も飲んでた
昨日1日抜いたぐらいで元に戻るはずがない。 やれキツい!ヒーヒー、ぜーぜー、オエー
ハイ・ハイ!分かってます もう何も仰るな はいっ!自業自得なんです はいっ
ようやく一つ目のピークに到着。
ここから見える大風景 でもこの景色は、上に行けば行くほどもっと良くなるんです
良くなるんなら、じゃぁ、シンドイけど行きますか。 やれ ヨッコラ、ドッコイショ
まるで春先の風景 二つ目のピーク。
一昨年来た時は、雪が深くてえらく苦労したので、 左に巻き道(直登せずに迂回しながら緩やかに登る道)があります。
今日はスノーシューを担いできた。 重たいだけだ 今日は迷わず巻きます。
三つ目のピーク。 ようやく雪が現れた。
雪がもっとあれば、足を蹴り込んでステップを造りながら登るんだけど、蹴り込む程雪がありません。
かなり踏み固められているので、斜面では滑ります。 面倒だけどアイゼンを着けます。
僕のは、6本爪の軽アイゼンです。
中禅寺湖側、北からの風が凄いです。 気温もマイナスをかなり下回っているようで、カメラのバッテリーの電圧が急低下して、
直ぐ電池切れのランプが点きます。 電池交換するほんの30秒程の間、手袋を外すと切られた様に痛いです。
ようやく頂上ガ見えました。
この辺りからの景色がベストです 筑波山も見えます。
雪は無いけど、この景色大好きです
12:30 はいっ!テッペン(1826m)です。 頂上周辺は、なんだか化粧の剥がれたオバサンみたい
周囲の山々も綺麗じゃないです
腹ペコです。お昼にしましょう。 でもまずは、場所探しです。
もの凄い風なんです。頂上は北側に木が茂っているので、かなり弱まっているのですが、それでもかなわんです
北側に岩がある所を探したら・・・・・
この頂上標識の横がピッタリ。
場所が決まったら、防寒対策です。 登る前に脱いだフリースを着て、ユニクロのライトダウンを着て、更にジャケットを着ます。
ネックウォーマーを着けて、ジャケットのフードを被ってしっかり締めます。さらに手袋を二重にして準備オッケー
さあ食べましょう
おにぎり1個目は冷たいけど、おいしいです。 2個目になるとモゾモゾ、ゴワゴワして来て明らかに凍り始めています
3個目はコツンとした手触りなので、諦めて朝食の残りのパンを食べます。
おかずに持って来たスモークサーモンは、バリバリシャリシャリしてます。ルイベだと思って食べればそれなりに美味しいです
朝買った熱いお茶を思い出したのだけど、うっかりリュックの外ポケットに入れたままになっていた。
当然カチンコチンになっていて、一滴も飲めず
こんな感じで景色を眺めながら食べています。 富士山を見つけました
誰一人いません。今日この山は僕一人です。静かです。
なんて、と~んでもない! 凄い音です
ピューー、ゴーーー、ザ~~~と暴風の音。 ゴツンゴツン、ギシギシと木々がぶつかり枝がこすれる音。
色んな音が混じって、山頂は途切れる事の無い、物凄い轟音に包まれています。 怖いくらいの音です。
いつもは、1時間は山頂でゆっくりと過ごすんだけど、今日はそんな雰囲気ではないです
頭の直ぐ上を暴風と轟音が吹っ飛んでいるんです。 早々に退散しましょう。 13:00降ります。
降りる途中、案の定凄い風です。
登りの時よりも遥かに強くなっています
この山は見晴らしの良い尾根を歩くので、風を遮りません。 風がぶち当たって来ます。
風は絶え間なく吹いているのですが、時々、いやしょっちゅう体が持って行かれそうなのが来ます。
「来たっ!」と感じたら躊躇なくしゃがみ込みます。
こんな所でよろめいたら・・・・・・・・
・・・・・・・谷の底・・・・
14:30 登り口の「阿世潟」着。
「ふー!無事降りられたぁ」
ここからさらに長~い歩き
夕暮れの「社山」
15:45 「中禅寺温泉」着。
「ハー!心底疲れた」
格言「飲んだら登るな!登るなら飲むな!」
・・・ん~!
前にも言った様な気がする
山登りオヤジ
前回登った記事はこちら
載せ切れなかった写真がまだあります。近々出しますネ
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