ナギナタコウジュ

　シソ科ナギナタコウジュ属【ナギナタコウジュ】、薙刀香薷。

　小さい花が花穂の一方向に密集してついている。アップで撮って分かったが、花も苞葉もフリルがたくさん付いている。

　　

　　
　　2009.10.10　角田山湯の腰口で

ヤナギタデ

　【ヤナギタデ】タデ科イヌタデ属、柳蓼。別名ホンタデ

　水田転作の大豆畑に咲き乱れるヤナギタデ。元々は水辺や湿地に生える１年草のようだが、水田転換畑がその条件に合うらしく、しばしば大豆の条間にびっしりと生える。特に、大豆の生育量が不足したり、培土（土寄せ）がうまく行かないと多くなる。

　花はまばらでかわいいが、葉っぱを噛んだら本当に辛かった。

　　
　　200910.11

　　
　　2009.10.9　水田転作の大豆畑で
　　

オオイヌタデ

　タデ科タデ属【オオイヌタデ】、大犬蓼

　咲き誇る超大型のタデ。しばしば休耕地や水田転作の大豆畑で大発生する。時に高さ２メートル、太さ５センチもなる。根もがっちりと張り、引き抜くのに多大な労力を要し、諦めて草刈り機や鎌で刈り倒すこともある。

　　

　　
　　2009.10.9　大豆畑脇で

イヌホオズキ

　ナス科ナス属【イヌホオズキ】。だいぶ前のことだが、黒紫色の実が大豆収穫の際に混入し、紫色の汁が汚粒を発生させて問題化したことがある。かわいらしい花だが農業関係者には要注意！　ソラニンを含む有毒植物でもある。

　　

　　
　　2009.10.6　農道脇で（もうすぐ黒紫色の実が房なりになる）

　　
　　2007.10.27　一昨年の実

アメリカセンダングサ

　キク科センダングサ属【アメリカセンダングサ】、アメリカ栴檀草

‘アメリカ’が付くと場面に応じて色々な感情が湧き上がるのであるが、草の名前だと不思議なことに何かとても懐かしい気分になる。私たちの地域ではその実（種子がばらばらに弾ける前、まだ黄色みが残る頃）は「馬鹿の実」と呼ばれ、投げてセーターなど毛糸地の服にくっつけて遊んでいた。
　この草は田んぼの中の「タウコギ」に似ているが、もっと薄くて背が高くてシャープな感じである。別名【セイタカタウコギ】。

　　

　　
　　2009.9.27　道ばたで