ミゾイチゴツナギ

　イネ科イチゴツナギ属 【ミゾイチゴツナギ】、溝苺繋

　道脇や空き地にイネ科の細長い茎（稈）が所狭しと林立している。今多いのは、「オオスズメノカタビラ」かと思うが、その脇に、時たま枝振りが寂しそうな細い茎が見える。

　20倍で覗いてみると、３個程度の小花がありこれもオオスズメノカタビラ同様に‘綴り毛’があり、護穎にも多くの毛がある。同属の「ミゾイチゴツナギ」とした。

　　
　　たぶん「オオスズメノカタビラ」

　　
　　ミゾイチゴツナギ

　　
　　同

　　　小穂は3.5㍉、小花は２㍉程度
　　同　３個の小花に白毛がたくさん
　　以上　2017.5.19　新潟市南区　中ノ口川堤防で

残照

　田面水に写る夕日もいいが、残照もまたいい。この時期にしか見られない。稲が大きくなれば見ることは出来ない。

　幸いこの時期の新潟は冬とは打って変わって、雨少なく日照時間長く、夕日や残照が多く見られるのである。

　　
　　2017.5.16　残照　新潟市南区で（背景は角田山）

　
　　2017.5.15　夕日　新潟市西蒲区　北陸自動車道から（背景は弥彦山）

カスマグサ

　マメ科ソラマメ属 【カスマグサ】、かす間草

　‘カラスとスズメの間’だからだとか。

　「スズメ」は割合簡単に見付けたが、「カスマ」はやっと数本見付けた。
　カスマだけで群落になっている所はまだ見付けられない。

　追記：道路脇の草むらだったので、数日後にはカラスもスズメもカスマも綺麗に？刈り払われていた。我が家のカラスも処理しないと草やぶになってしまう。痛し痒し・・

　　
　　花　カスマグサ(左)　カラスノエンドウ(右)

　　　若い莢
　　　カラスノエンドウ(左)　カスマグサ(右)

　　　カスマグサの花

　　　カスマグサの莢(４粒入っている)
　　以上　2017.5.10　新潟市秋葉区で

ヒメスギカミキリ

　カミキリムシ科 【ヒメスギカミキリ】

　５月に入ってもまだこの虫が農舎内に入ってくる。赤い部分が多いので♀だろうか（個体変異が多いようなので良く分からない）。体長１㌢くらい。

　そう言えば・・杉を薪にする時に朽ち木も含まれていたような・・樹皮の下に幼虫の跡のような・・

　　
　　2017.5.3　ヒメスギカミキリの♀？　自宅農舎内で

　　
　　2017.4.29　ヒメスギカミキリの♂？　同

スズメノエンドウ

　マメ科ソラマメ属 【スズメノエンドウ】、雀野豌豆

　‘ノ’が‘野’だとは知らなかった。‘の’だと思っていた。
　文字通り「カラスノエンドウ」より小さいのだが、間に「カスマグサ」と言うのもあるようでややこしい。

　　
　　スズメノエンドウ

　　
　　カラスノエンドウ

　　　花
　　カラスノエンドウ(左)　スズメノエンドウ(右)

　　　若い莢
　　カラスノエンドウ(上)　スズメノエンドウ(下)
　　以上　2017.5.4　新潟市秋葉区で