今日は心に残る美しい海の風景の写真をお送りいたします。伊根の舟屋の風景です。
伊根の舟屋は1991年頃、神戸に居たとき何度も訪ねた美しいところです。
「伊根の舟屋」の美しい風景をご紹介したいと思います。なお日本三景の天の橋立はこの伊根のすぐそばです。
「伊根の舟屋」の美しい風景をご紹介したいと思います。なお日本三景の天の橋立はこの伊根のすぐそばです。
伊根の舟屋は京都府の日本海側の与謝郡、伊根町の海沿い立ち並ぶ家です。1階にある舟の収納場所の上の2階に人が住んでいます。これは独特な伝統的建造物です。舟屋は江戸時代中期頃から作られ ました。現在、240軒ほどあります。この地区は「伊根町伊根浦伝統的建造物群保存地区」として国の重要伝統的建造物群保存地区になっています。
この舟屋の多くは民宿をしています。民宿では舟屋の2階がお客の寝室になっているのです。私が泊った時には夕食に生け簀に泳いでいた地魚の塩焼きが出ました。ゆっくり地元の辛口の酒を楽しみました。もう30年余も前の旅の思い出です。
その風景写真をお送りします。出典は、https://reki4.com/00201.html です。
1番目の写真は伊根湾の東側から見た伊根の舟屋の遠景です。
2番目の写真は舟屋の近景で1階が舟の収納庫になっています。2階は宿泊客の部屋です。そこで海を眺めながら食事をし寝ます。
3番目の写真は漁船が大型化して1階の収納庫に入らなくなった様子を示します。大きな漁船が舟屋の前に舫ってあります。あまり良い光景ではありませんが私は仕方がないと諦めました。これも時代の変化です。
4番目の写真は伊根湾の夕日です。日本海にゆっくり沈んで行きます。
ここ伊根という地名は建久2年(1191年)に「長講堂所領注文」という史料に初めて出てきます。鎌倉時代末期には集落が形成されていたようです。
はじめは湾内だけの漁業だったようですが江戸時代以降は湾外へと舟が出て行きました。
江戸時代末期には短冊型の地割りが見られ現在の舟屋群の基礎が確立しています。
それにしても何故か旧懐の情をかき立てる風景です。
曾遊の地、伊根の舟屋の写真をお送りいたしました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)