今日は曇りで、気温が上がらず、最高気温が15℃で風も吹いていたので体感気温が低く肌寒い一日でした。今日は今の時期にりんごの枝に下げる、交信撹乱剤(コンフューザーR)を設置する。
これは、コカクモンハマキやモモシンクイガ、ナシヒメシンクイガなどが対象で、これらの虫は雄が雌の性フェロモンをかぎつけて交尾して受精し、雌が卵を産み付けて幼虫が葉や実を食害する。そこで、コンフューザーRは雌の性フェロモンで雄を引き寄せ撹乱させて交尾をさせないで、殺虫剤を使わずに害虫を防除するものである。
早速りんごの枝に取り付ける。10a当たり100本下げる。大体、マルバ台の樹の成木で1本当たり4~5本位だ。このようにして枝に引っかける。匂いは上から下へ下りてくるので出来るだけ高い位置にそして、なるべく日陰に下げるようにする。やはり虫も目立たないところで交尾をするらしい。このコンフューザーRの匂いは虫の雄には良い匂いかもしれませんが、私には変な匂いでしかありません(^^;)。
わい化の園地ですが、ここは1本の樹に1本下げていきます。これで今年も殺虫剤が減らせると思います。あとは日々予察と情報を得ることです。今日は少し残って明日の午前中には設置完了できそうです。