青森県津軽りんご通販(ヤマサンりんご園)-ブログ

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寒い日が続く

2019-03-31 19:43:29 | Weblog

昨日も夕方から雪が降って、今朝起きたらまた一面、白く染まっていました。本当に、土が乾く間もありません。今日はどんよりとした天気で、気温が低く、最高気温が3℃と寒い一日でした。

今年も、今までにない天候で、3月に入り、気温が高く推移して雪解けは昨年よりも早かったのですが、3月後半からの天気が急変して、気温が低く、雪が降ったりして、りんごの生育は遅れてきています。一年の気温や、降水量、日照時間の平均は大体同じなのですが、もの凄く偏っているから困ります・・・。とは言って自然現象なので、どうにもならない事なので、なるようにしかなりません。

今日は、外の仕事はしないで、小屋の中で作業です。先日、りんごの樹の根元から採取した、ヒコバエの丸葉台木を使い、接ぎ木して苗木を作る。台木は前年の摘果時期にヒコバエの中から太いものを選んで、細いものを抜いてそのままにしておいたものを使っています。太くて根っこの生えたものを使って、根っこが無いものは捨ててしまいます。なんといっても、台木を育てる事をしなくて、畑の中から採取できるし、なんといっても、病気にかかっていない樹から採っていますので、健全だし、穂木も自分の畑の中で系統の良いものを採取しているので、系統も固定出来ます。それに、台木を買わずにすむことがメリットです。

このように、接ぎ木のナイフで、台木に切れ目を入れます。

穂木をこのようにカットします。

穂木を差し込み皮と皮を合わせてテープで固定します。接ぎ木の要は切り口を乾燥させないことと、形成層を合わせる(皮と皮)、あとは、動かないように固定することで、確実に活着します。

これに、メデールテープで切り口と穂木を覆って完成です。接ぎ木したものは、ポリ袋に入れて密封して、乾燥しないようにしておいて日を改めて植えます。今日は夕方まで寒くて防寒服を着ての作業でした。今日で3月も終わり、明日から4月で、次の元号が発表になる。どんな元号になるのでしょうか・・・?良い時代になって欲しいものです・・・。

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2 コメント

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B4さんへ (ヤマサンりんご)
2019-04-08 20:44:01
しばらくぶりです・・・。私も以前は挿し木をして台木を増やして、接ぎ木して苗木を作っていましたが、一番手っ取り早いのはヒコバエの丸葉台の丈夫な物を残して細い物を抜いておきます。1シーズンでかなり太くなり、次の年の春に採取して使います。太いのもに50cm位高い所に接ぎ木します。最近やっているのは、その太く高い所に果台枝を接いで苗木を作っています。高く接げばわい化するし、果台枝を接ぐ事によって花芽が着きやすくなると思うので、今年は多めに作っています。自分の園地の健全な台木といい系統の穂木は自分の園地に合いますから・・・。切り落とした丸葉の枝に接ぎ木をして、プランターに挿し木をして苗木を作る方法もあります。作り方はこのブログの2011年5月13日(挿し木で苗木作り)の投稿を見ると良いです。2011年6月24日の投稿には育っているのが分かりますので、良かったら見て下さい。
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台木 (B4)
2019-04-06 06:39:31
お久しぶりです。

挿し木で台木を発根させられるというので、先週試しに土に刺して水やり始めたのですが、やったことありますか?

根のついたひこばえを掘り出すほうが、苗木の作成は速いですね。

苗木を購入しても、ネズミに齧られロスがでるので、それは自作で補完も必要だと考えるこの頃です。

挿し木で旨く発根できれば、台木量産できるので期待して始めました。
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