最近はMTBやロードバイクだけではなく、クロスバイク等比較的手ごろな金額のディスクブレーキモデルがたくさん出ています。
なかにはキッズのモデルでもディスクブレーキを搭載したものもございます。
ディスクブレーキはブレーキキャリパー取付台座がフォークに対して垂直になっています。
そうでなければディスクローターがパッドの間を平行に回ってくれません。
しかし、中には微妙に角度がずれているものもございます。そうするとディスクローターがパッドに対して斜めに入ることになり、パッドの間のクリアランスがとれなくなりブレーキが擦ってしまいます。
そういった場合はフェイシングという作業を行います。
台座が斜めにもかかわらずこの作業がされていないとそのまま世に出回っているバイクも少なくはないかもしれません。
ヤマシゲサイクルではそのような自転車もバイク金額に関係なく正常な状態にしてからお渡ししています。
なので、今回はクロスバイクでの作業でした。キッズのバイクでも何度か作業しています。
ディスクマウントフェイシングツールというものを用いてブレーキ台座の面取りを行っていきます。
ちなみにパークツールのこの工具、税込価格 ¥114,400 の非常に高価な工具です。
車軸に対して平行をとってから削っていきます。
順番に台座を削っていくと
Before
after
専用の工具で作業をしていき、2つのブレーキ台座を平行に同じ高さにすることで正確なブレーキの取り付けをすることができます。