木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

今朝は無風で穏やかな朝ですが、しっかり冷え込んでいます。

気温は5℃、もう初冬と呼んでもいい時季でしょうか?

さて、今日は2週間ぶりの訓練校です。

もちろん、カンナを研いで臨みます。

研ぐには砥石が必要です。

砥石は自らを研ぎ減らして、細かい泥の粒子で

鋼を研ぎ下ろすのです。

なので、凹みます。

凹んだ砥面(とづら)では、切れるまっすぐな刃は付きません。

こまめにダイヤモンド砥石で砥面を平面に均します。

使用前にさっと表面を整え、

カンナ「源利彦」を研ぎ下ろします。

研ぎ終えたら、また均します。

仕上げ砥石1で研いだ後も

均します。

仕上げ砥石2も同様で

研ぎあげます。

ダイヤモンドと言えば硬いものの代名詞なので、

半永久的に使用できるのかと思っていました。

しかし、蒸着してあるダイヤモンドははがれやすいようで、

1年半くらいで研磨力はなくなりました。

そこで、新品を買いました。

でも、まだ砥面直しには使いません。

ダイヤモンド砥石は粒度(番手)1000番以下の

荒砥石に分類されます。

荒砥石の役割は刃が大きく欠けたときに

刃先を研磨することです。

最近、ありがたくないことに不注意や隠れた釘などで、

刃先を欠くことが増えています。

その時に使います。

砥面直しはしばらくは摩耗したダイヤモンド砥石を使い続けます。

さあ、研ぎあがりを見てみましょう。

右上がわずかに残るのが私の悪い研ぎ癖、

裏は特に問題ないのですが、

この悪い研ぎ癖は直したいと思います。

もちろん、今日の実習ではこのカンナをつかいます。

それでは皆様も月またぎの週末をお楽しみください。



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