図書館から借りていた「累々(るいるい)」(集英社:松井玲奈)を読了しました。作者の松井玲奈さんは、女優、タレント、YouTuberとしても活動し、マルチな才能を発揮している若い女性です。アイドルグループのSKE48や乃木坂46の元メンバーとして芸能界で活躍し、女優としても多くのドラマや映画に出演しています。ボク的にはNHKの朝ドラ「エール」が印象深いです。
「累々」は、そんな松井さんのデビュー作「カモフラージュ」に続く2作目の作品集で、人間の多面性を切り取る、たくらみに満ちた連作短編集です。
いやぁ~アイドルをなめてました。なるほどなるほど。そうきたか。松井玲奈さん、清純なお顔でなかなかやりおるなぁ。そんな感じ。最初は「元アイドルの書いた小説を興味本位で読んでみようか?」なんていう軽い気持ちで図書館で予約したのですが、なんか小説家・松井玲奈の存在感をずっしりと感じさせられました。
小説に出てくる登場人物も、作者の松井玲奈さんも、「若い女の子はなかなか怖いな」っていうのがジジイの正直な感想でした。