闇日記

レトロゲーム好きおっさんのブログです。

ゼビウス、40年目の挑戦

2024-05-18 18:00:11 | ゲーム攻略

どうもお久しぶりです。約2ヶ月ぶりの更新ですが、その間ゼビウスにドハマりしてました。



PS4のアーケードアーカイブス版を購入したところ、

学生の頃にゲーセンで負けまくった記憶が甦り、リベンジ心がメラメラと湧いてきました。
そして研究と訓練の甲斐あって、なんとか安定して1周16面クリアが出来るようになりました!


   何回クリアしても嬉しい16面!この達成感がたまらない。

・・・と、ここまでは良かったのです。
しかし、僕の深淵からトンデモナイ声が聞こえてきました。

「狙っちまえよ・・・1千万点・・・」


   ベーマガキッズ永遠の憧れ、ゼビウス1千万点プレーヤー・・・ざわ、ざわ・・・

・・・いやいやいや!僕は正真正銘のヘボシューターですし!

あんなん出来るの一握りの天上人だけですし、いくらなんでも・・・

やったろうやないかーい!ヽ(`Д´)ノ

そして、来る日も来る日も悪戦苦闘した結果!

やったりましたーーー!\(^q^)/

いやはや人間、(色々と犠牲にして)やればなんとかなるもんですね・・・。

しかし、チャレンジ中はツラい思いも沢山しました。
中でも一番悔しかったのはこれ!



あぁぁ、やってもうたーーー!
590万点を超えたところでうっかりメニューボタンを押しちまい、
最初からやり直しですよコンチキショー!orz


解説しますと、ハイスコアモードはガチで争うモードなので
途中セーブはおろかポーズすら許されず、誤ってメニューを呼び出してしまったが最後

タイトルに戻るかリスタートするかしかない=今までの続きが出来なくなってしまうのです。
この時は本当に絶好調で「ついに1千万点行けるか!?」との期待で胸いっぱいだったので
心の底から落ち込みましたよ、ええ・・・。

他に、バキュラでこんな意地悪をされたことも。

ヤバイと気付いたときには終わってましたw
うーむ、バキュラの配置がここまでエグいこともあるんですね・・・。
リバーパトロールなら後退して別ルートに進めるのに^^;


でも、無謀とも思える挑戦を断行してホント良かったです。
ゼビウスはスーパーソフトマガジンで存在を知って「こんな凄いゲームがあるのか!」と驚愕し、
思わずゲーセンに行って実物を見て感動し、そのままゲーセン通いをするきっかけとなり・・・と、
僕にとって本当に大きな存在のゲームでした。もちろんファミコン版も遊びまくりましたし、
ガンプの謎・PCエンジン版・MSX2版・PSナムコミュージアムvol.2も買って遊びまくりました。

しかし、ゲーセンではおそらく200回以上プレイして16面クリアは1度だけ、
いわば「1勝200敗」と圧倒的な敗北感を味わい、「いつかリベンジしてやる・・・」と燻っていたので
今回のカンスト達成は長い間ノドに刺さっていた魚の骨が取れたような清々しさがありました。
いや実際、僕が1984年に始めてから40年、ずっと心に刺さっていたトラウマだったんですよね・・・。
その反動から、16面クリアで止まらず1千万点なんて大仰な挑戦をしてしまったのだと思います。
とにもかくにも、これでまたゲームにおける「特大のやり残し」をひとつ片付けられました。
プレイするたびに深まった謎も、もうほとんど分かっちゃった感じだぜ!\(^o^)/

と思ったら、最後に驚くべきことが起こりました。

まず、996万点を超えて「敵を倒す度に残機が増える現象(無限増殖)」が起きてます。
もちろん、これも初体験でテンションMAXでしたw

そして残機が255機を超えるとオーバーフローで0機に戻るのを試してみようとしたところ、
なんと0機になった瞬間にミスしてゲームオーバーになったみたいですw
狙ってやった訳でもないのに、あまりの偶然に心底ビックリしました。
うーむ、やっぱりゼビウスは侮れない^^


・ゾルバク研究とゼビウスの奥深さ

さて、先述のとおり僕はヘボシューターなので普通にやったらカンストなんてとても無理です。
しかし、ゼビウスにも研究でなんとかなる余地が多分にありました。
それはズバリ、「ゾルバクによる敵テーブル調整」です。


ヘボシューターの味方、ゾルバク!

以下、かなりマニアックな説明になるので意味不明の場合はスキップくださるようお願いします。
→スキップ

まず、空中の敵は一部の固定敵を除いて下の表のテーブルに沿って規則的に出現します。

※0~63番と奇数番は省略しています。実際、後半面はほぼ上記の範囲で回ります。

敵テーブルの数値はゲーム開始時に0から始まり、そこから随時増減して出現する敵が決まっていきます。
一例を挙げると、66のジアラ・タルケンが出た後、通常は+2されて68のザカートが出現、
そこから+18されて86のゾシーが
出たりします。(この時々ある+18が非常に厄介だったりします。厳密には+16と+2で別タイミングです)
このように、基本的には今のキャラテーブルから一つ下か右下のものが順番に出現することになります。

   現在から一つ下か右下のものが順番に出現(例外あり)

これに介入できるのがゾルバクで、一つ破壊するたびに数値が-2になります。
先ほどの例だと、66のジアラ・タルケンが出た後にゾルバクを2個壊すと-4で62になり、
その後+2で64のジアラ・タルケン、続いて+18で82のカピが出現します。
比べると、「64ジアラ・タルケン→82カピ」は「68ザカート→86ゾシー」よりはるかに楽になっています。

逆に、ゾルバクを倒して難しくなることもあります。
例えば120のブラグザカートを越えれば次はトーロイドなのに、ここでゾルバクを1つ倒すと118になり、
次に+2されてまた120のブラグザカートが出てしまうので、これはゾルバクをスルーすべきケースなのです。

このような分析を全16面にわたって行い、どうゾルバク調整すればいかに強敵を避けれるか、
避けられないならいかに敵の出現時間が短い地帯やミスしても問題ない場所に持っていくか、
そして難解な場面にはいかに弱い敵を持ってくるか・・・などを色々と研究しました。(一例)

中でも16面は格段に手強いので、自分用の検索ページを作り・・・

上の動画の通り、13面索敵→14面検索→15面ゾルバク調整と3面がかりで攻略しました。
我ながら、よーやるわと思います(^ω^;)

※ なお、今回の攻略にあたり「かにかにクラブ」様の攻略記事を全面的に参考にさせていただきました。
  素晴らしい情報を公開してくださっている「かにかにクラブ」様に、心から感謝申し上げます。


それにしても、ゼビウスは本当に傑作ゲームだとつくづく思いました。
今まででも充分に面白かったのですが、ゾルバク調整がこれほど奥深いとは思いもしなかったです。
もしかすると、どんな場面でも瞬時に判断して切り抜けるような達人には無縁の面白さを
へっぽこ故に味わえたのではないか・・・とさえ思います。
「上手い人は無双ができるし、そうでない人でも知識や攻略情報を総動員すればなんとかなる」
個人的にはこれこそが名作ゲームだと思ってますが、革新的なビジュアルやゲームシステム等とともに
奥深いゲーム性を兼ね備えたゼビウスは、まさに傑作中の傑作だと初めて理解できた気がしました。

そしてこれで、中学生時代から続いた僕とゼビウスの戦いは一旦終わりになりそうです。
また機会があれば、ぜひどこかのゲーセンで「2勝目」をあげたいと思います^^


それでは今回はこの辺で。
おまけとして「16面ゾルバク調整攻略と検索ページの使い方」を記しておくので、
もし「今から16面クリアを目指すぜ!」という方がおられたら、ぜひご活用ください。


<PS>

以前の記事で、B級業務用シューティングのHPが消えて残念だ~と書きましたが、
嬉しいことにアーカイブされておりました!

・北燃出版広報サイト
https://web.archive.org/web/20190108105926/http://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/3448/

・同サイト内 B級業務用シューティング
https://web.archive.org/web/20190105075344fw_/http://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/3448/J1.html

これですよこれ!いやー懐かしい。
紹介作の一発目がガルディアなのが個人的にツボです。一時期、行きつけゲーセンで遊んでたので懐かしいです。
ギガンデスも大阪高知特急フェリーにあったので思い出深いし、やっぱり最高のページや!
B級業務用シューティングに興味のある方は、ぜひ閲覧されてください。


(おまけ)16面ゾルバク調整攻略と検索ページの使い方 

ゼビウスの16面は他の面と比べて桁違いに難しく、「残機10機が全滅した」なんてことも茶飯事です。
しかし、空中物の敵が楽だとかなり難易度が下がるので、それをゾルバク調整によって行おうというのが
当戦法の基本方針です。
やり方は・・・


・13面で現状把握
・14面で検索・確認
・15面で確認した数のゾルバクを倒す
・16面を根性でクリアする

・・・の4工程で、それぞれについてご説明いたします。
なお、この戦法は難易度ノーマルのものであり、イージーやハードでは通用しないのでご注意ください。


・13面で現状把握

13面は、
1 海の始まり時
2 海途中、ガルデロータあたり
3 海終了時
(固定敵:ゾシーバックアタック)
4 ゾシーバックアタック後
(固定敵:ジアラとギドスパリオ)
…と4回、プレイの度に変わる空中敵(テーブル敵)が出てくるので、その敵4種を覚えておきます。
これにより、現在の敵テーブルを把握できます。

動画では「ジアラ&タルケン→ザカート→ザカート→ギドスパリオ」になっているので、
「舌ザザギ」と覚えておきます。

※ 舌=ジアラ&タルケン。読みが「シタ」 & 千がジアラ・口がタルケンに似ている(?)ので。
  なお、この戦法を用いる時は13面のゾルバクを倒さないようご注意ください。

・14面で検索・確認

アンドアジェネシスの第一波が終わると休憩時間(シオナイトタイム)があります。
その間に大急ぎで検索ページに先ほどの敵情報(動画の例では舌ザザギ)を入力します。
すると15面と16面で倒すべきゾルバクの数が出てきます。




今回の例では舌ザザギ&ノーミスだったので「3 2 1 : 2 1」となり、
これをしっかり覚えておきます。
ちなみに、最初の3桁・例では「3 2 1」が15面でゾルバクを倒す数、
後の2桁・例では「2 1」が16面で倒す数になります。

※ もし以下のタイミングでミスした場合は、その回数を覚えておきます。
・13面で最後のテーブル空中敵が出た後
・14面で最初のテーブル空中敵(第2波アンドアジェネシス後)が出る前
・14面で3度目のテーブル空中敵が出た後
そして、ミス数に対応した数字を覚えておきます。
今回の例で、もし13面の最後で1ミス、14面のブラグザカートで1ミスした場合は合計2ミスなので
舌ザザギ2ミス=「1 1 0 : 0 0」が覚えるべき数字になります。
また、上記以外のタイミングでミスした場合は敵テーブルがずれるので、この攻略は使えなくなります。ご了承ください。

・15面で確認した数のゾルバクを倒す

いよいよ15面、16面クリアの鍵を握るゾルバク調整面です。
15面のゾルバクは全部で9個、大きく分けて

・空中敵が出る前:4個
・空中敵と交戦中:2個
・空中敵が出た後:3個

…とあります。今回の例では「3 2 1」なので・・・

・空中敵が出る前:4個中3個
・空中敵と交戦中:2個中2個
・空中敵が出た後:3個中1個

…と倒します。
ちなみに15面中でゾルバクはどれでも6個倒せば16面の出る敵は同じなのですが、
「3 2 1」と倒せば15面も比較的楽にクリアできるように調整してあります。
うまくノーミスで抜ければ、仕込みは完了です。

・16面を必死にクリアする

ここまでくれば、後は16面を必死にクリアするだけです。
かなりマシな空中敵になっているハズなので、無策で16面に突入するより
おそらく3割程度はクリア率が上がるのでは・・・と思います。

しかし、いくら敵を調整しても16面は非常に難しく、
今回の例は特に楽なケース(トーロイド→タルケン→カピ)ですがそれでも失敗することが多々あります。
本当に16面は手強いので、とにかく実践あるのみです。

ちなみに16面のゾルバク=ガルデロータ前の4つについては、
「空中敵が出る前に倒す数 & 出た後に倒す数」と倒します。
今回の例は「2 1」なので、カピが出る前に2、出た後に1倒しています。


以上が、ゾルバク調整による16面攻略になります。
ただ、この戦法を用いる前提として

・13面まで残機5くらいかそれ以上で来る
・14面のブラグザカート地帯を3ミス程度で通過する
・15面をノーミスでクリアする
・16面の序盤を高確率で突破する

・・・程度の腕前が必要なので、自信のない方はひたすら練習してください。
また、あくまでこれは「ブログ主が主観的に楽だと思った敵パターンに調整するもの」であり、
万人にとって楽な敵パターンではない可能性があるので、どうかご了承ください。
これについてちょっとフォローを入れますと、

・16面が「ギドスパリオ、トーロイド、トーロイド、テラジ」「ザカート、トーロイド、トーロイド、ブラグザカート」
 になるのはハズレパターンで、ここら一帯はどれも厳しいものばかりでした。
・「ギドスパリオ、トーロイド、トーロイド、テラジ」の方は、テラジ後に急いでゾルバクを3つ壊せば
 後はトーロイドが出てきて簡単になるので、ゾルバクを早く壊せるかが勝負。
・「ザカート、トーロイド、トーロイド、ブラグザカート」は非常にツラいが、ブラグザカートでミスしても
 次が「トーロイド、タルケン、カピ、カピ」の楽なパターンになるので、チャレンジ2回と思ってファイト!

フォローは以上です。
ついでに、ヘボなりの16面クリアのツボを書いておきます。

・点稼ぎはしない
慣れるまではソル・グロブターなどの高得点キャラを無視すべき!
良い空中敵パターンなのに欲をかいてミスしたら本当に悔やまれます。

・ヤバいと思ったら真下に下がる
真下に下がるのは、縦シューにおいて非常に優れた防御行動です。
下がっている間に敵や弾幕の隙を見つけて突破しましょう。もちろん、他の面でも有効です。
ヤバくなる前に先手を打って下がれたらなお良しです。

・前半の地上敵を撃つパターンを練習する
面スタートから次の空中敵が来るまでの地上敵(デロータx4、ドモグラム多数)地帯は、練習するほど安定します。
アーケードアーカイブス版のオリジナルモードでは中断セーブが出来るので、
16面開始時点でセーブして何度も練習するのがおススメです。

・ガルデロータ前のログラムは中央の3つを叩く


クリアか否かの決戦の場となるガルデロータ地帯は、この3つのログラムを倒せばかなり楽になります。
逆に端のを倒そうとすると、嫌な角度で弾が飛んできて逃げ場が無くなる危険性が高いのでご用心。
ログラムを倒した直後は、やはり真下に下がると安全です。
ただ、ザカート系やギドスパリオが出たときは画面上部に行くと危ないので、
画面下で弾除けに徹してログラムをほぼ倒さずに行った方が安全でしょう。
また、ガルデロータも無理に倒さずに逃げたほうが良いケースも多いです。

ここを抜ければその後でミスしても16面クリアになるので頑張ってください!


以上です。
40年以上前のゲームなので
今さら攻略しようという方は皆無だと思いますが、
もしどなたかのお役に立てたなら幸いです。


 

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2 コメント

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Unknown (こういち)
2024-05-22 10:44:48
なんと申し上げたらよいものか、と
様々頭を巡らせましたがやはりシンプルに

おめでとうございます!
が一番に思います

気付けばある程度の年数
こちらのブログを拝読させて頂いてますが
ホントこの言葉に尽きるんですよね
>研究と訓練

諦めずに継続し
どう進めたらよいかを考え
そして目標を達成するという
敬意以外のなにものでもありません

燃え尽き症候群、的なことも
あったように思いますが
それでもまた別のタイトルで
こうして偉業をなしていくというのは
「ああ…やはりゲーマーとしての鑑だな」と
思わずにはおれません

これからもまた楽しみにしております
返信する
Unknown (zo)
2024-05-24 08:57:23
コメント、ありがとうございます!
いや~、ゲームクリアはどんなゲームも嬉しいものですが、
今回は特に嬉しかったです^^

僕も初めは、16面クリアをコンスタントに出来るようになりたいな~という軽い気持ちで
あれこれやってました。
でも、周回面(7~16面)でだいたい5機増えて5回ミスして±0くらいになってきて、
「あれ?これってカンスト狙えるんじゃ・・・」となってからおかしくなってきましたw
でも「バカできるうちにバカやっといた方がいい」と近年思うようになってきたので、
バカやって良かったと思います。

「研究と訓練」、お誉めいただき嬉しいです^^
そして、それが出来る今は本当にありがたいと思います。
昔は研究しようにもデータがないし、訓練しようにもお金がないので
徒にゲーセンで週に数回遊んで負けるしかなかったですから。
それが今は貴重なデータが公開され、
手頃な価格で遊び放題の本物が入手できるので
(しかも苦手なところを練習できるのが嬉しい!)
これはもう「リベンジしなさい」と言われているみたいなものです。
返す返す、いい時代になったと思います。
それにしても、昔の環境でカンストした方々は本当にスゴイ・・・。
14面とか16面とか鬼のように難しいですよ!
やっぱり才能は、努力を凌駕してしまうのかも知れませんです^^;

ちなみに、今回のゼビウスは特に思い入れが深く且つ手強かく時間もかかったので、
燃え尽き状態もかなり強そうです。
とりあえず動画化すべきものがたまってきたので、
今度はそちらで頑張ろうと思います^^
返信する

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