今年は早くも12日が過ぎました。この冬は前年よりかなり寒いような気がします。
今年は何もせず部屋に籠って寒さを防いでおりますが、昨冬は寒いながらも
雑草取り、植木の剪定や小川の清掃などの野良仕事をやっていた為あまり寒さを
感じなかったのかもしれません。
地球温暖化から逆行しているのではないかと思うほど寒い日が続いております。
温暖化は毎年測ったように同程度に気温が上昇するのではなく、寒暖を繰り返し
少しずつ平均気温が上昇するのでしょう。一方で温暖化の後は寒冷化ガ急激に
進むと云う事が言われております。
かなり前に読んだ「The day after tomorrow」(著者 ホイットリー・ストリーバー)と
云う小説では、地球温暖化のあと、北半球が今まで経験した事が無いハリケーン、津波、
豪雨、洪水、豪雪などの異常気象が続き、その後氷河期と同じ状態となり生物が死に
絶えると云うようなストーリーでした。これは小説の世界ですからこのような事態に
なるかどうかは勿論不明です。
異常気象の原因とされている地球温暖化は二酸化炭素の排出の増加がその元凶と
云われています。しかし、この二酸化炭素犯人説に異議を唱えている学者も少なからず
おります。『現在進行中の地球温暖化の80%強は 地球の自然現象によるものであり、
「小氷河期」と云う比較的寒冷だった期間(1,400~1,800年)から地球が回復中であり、
人類活動によるものは20%以下で、更に二酸化炭素による影響はその極く一部に
すぎない』との主張もあります。46億年の地球の歴史の中では様々な気候変動があり、
僅かここ数10年の状況だけで判断して異常気象と云うには無理があります。
約23万年前、ネアンデルタール人が出現した頃は温暖期のピークでこの後、緩やかに
寒冷化へと向かい、14万年前頃に氷河期のピークとなり、更にこの後急速に温暖化へ
向かったと考えられております。この後も寒冷化と温暖化を繰り返し今日に続いて
おります。北京原人が出現した50万年前から,現在の人類の祖先であるホモサピエンスの
誕生後も、人類はこの気候変動を受けながら生存して来ました。
二酸化炭素の排出を擁護するつもりは一切ありませんが、地球温暖化を防止する手段と
して原発が必要であるなどと主張する一部の原発推進論者の不正確な根拠論を受け
入れるのではなく、正しい理論に基づく判断で種々の事象に 対応していく事が重要で
あると考えています。
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