映画「その日、カレーライスができるまで(2021年公開)」を観た。
【解説】ラジオ番組とカレーがつなぐ家族の絆を描いた物語をリリー・フランキーが1人芝居で演じるドラマ。齊藤工の監督デビュー作「半分ノ世界」の脚本を手がけた金沢知樹が、「劇団スーパー・エキセントリック・シアター」の野添義弘還暦公演のために書き下ろした戯曲が原案。齊藤工がプロデュースを担当し、齊藤プロデュースによる「MANRIKI」や「CUBE」日本版リメイクなどを手がけた清水康彦監督がメガホンをとった。ごくごくありふれたカレーの食材が並ぶ台所に立つ、くたびれた男。彼は3日後に控えた妻の誕生日に食べる特製カレーを仕込んでいる。それは男にとって、毎年恒例となっている大切な料理だった。愛聴するラジオ番組でパーソナリティが語る「マル秘テクニック」募集の声に、男はガラケーを手にしながら「3日目のカレー」についてのメールをつづり始める。
リリー・フランキー主演と知って視聴開始。室内劇のひとり芝居でリリー独特のボソボソと語りが心地よく、クウセンジャーのテーマを口ずさむシーンは絶品だった。息子さんとの交流もどこかほのぼのとしており、カレーライスは私の好きな色だった。
短いと思うことがなかった素敵な52分の作品だった。