選挙での売名行為を防ぐため供託金300万を納め、有効投票数の1/10に満たない場合は没収される選挙制度であるが、今回の東京都知事選では前回選から立候補者数が倍以上の56人が立候補した。
前回公職選挙法違反で代表が逮捕された党やその関連団体からも多数立候補者を出し、真面目とは思えない候補者名が並んだり、露出度全開ポスターが話題になったりすると諸外国と比べて高いとされる供託金であるが今後もっと高額にすべきとの声にも頷ける面もある。また一部ではノリでの投票自粛の声も出ているが、基本的に立候補も誰に投票するのかも個人の自由である。よく分からないと若者たちの投票率は相変わらず低いが、私自身選挙に初参加した二十歳そこそこの頃もよく分からず、選挙ポスターで選んだり、「背広代を経費」にとの公約を掲げた党に投票した経験がある。何も考えていないノリでの投票であったがそれによって選挙に参加した自覚が芽生えるし、選挙結果を注視したものだ。だから最初の一歩としてそんな感じでも良いので、まずは一票投じてみよう。おっちゃんもよく分からないけど投票だけは必ず行くぜ。