先日北野大氏の講演「北野家の訓えと教育論」を拝聴した。
母親さきの教育論や弟たけしとのエピソード、テレビの裏話などを紹介。 母親の北野家の5つ家訓である「1.実るほど頭を垂れる稲穂かな(偉くなるほど謙虚)」「2.自慢、高慢、馬鹿がする(威張るな)」「3.一杯の酒(ただ酒・汚職・賄賂)に城(地位・財産)が傾く(賄賂は受けるな)」「4.物をもらって怒る人はいない(品物を介して良い人間関係作り)」「5.人は欲しい時に物はくれない(見返りのない人にはあげない)」を挙げられていた。中でも「罪を問うことと恥をかかせることは違う」はなかなか深かった。
そして下町キーワードとして前回2015年の講演の際にも取り上げられていた「おせっかい」「やせがまん」「もったいない」を挙げられていた。中でも「やせがまん」については高くても地元で買う。安ければいいってことではないと地元を消滅させないための活性化を提唱されていた。他にも三遊亭圓生の「人が見ていないところで何をするかで人の価値が決まる」や佐藤元首相の「転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け」の言葉を引用されていた。
そして若者と老人の違いについては「昨日出来なかったことが今日出来るようになるのが若者」「昨日出来ていたことが今日出来なくなるのが老人」はなるほどな~と大いに納得して90分の講演は終了した。明日「も」出来ることを維持したいものである。