ドラマ「サンクチュアリ-聖域-」を観た。
【解説】世界的な知名度を誇り、1,500年以上日本の伝統文化として、また神事として、神秘のベールに包まれている大相撲。その戦いが行われる土俵は、まさに“サンクチュアリ(聖域)”。主人公は、カネのためだけで大相撲に一切興味ナシな力士・猿桜(えんおう)こと小瀬清。やる気もなく稽古もサボり気味、先輩には盾突きまくり……と手が付けられないクズっぷりだったが、徐々に大相撲にのめり込んでいく。
登場人物がそれぞれ口にする「ちぃ!」がやたら印象的な作品。主人公一ノ瀬ワタルを始めとする力士たちに田口トモロヲ、ピエール瀧、余貴美子、そして瞬きがやたら多い呼び出し役の染谷翔太とキャスト陣が個性的で、猿谷役の澤田賢澄の断髪式シーンはなかなか感動的である。みんな大好き判官贔屓的要素に目覚めて強くなっていく成長の過程に加えて、しっかりと嫌な役として松尾スズキが存在感示し、力士それぞれの不幸な生い立ちを絡めつつ、結末の予想も比較的優しい内容ながら、ドラマ「半沢直樹」や水戸黄門的な爽快感がたまらない。個人的にはIT会社のCEOのタニマニ坊やが嫌な奴で安心。またひとり旅で出掛けた門司や小倉に加え、ちゃんとシロヤベーカリーのサニーパンも登場する細かさが素晴らしく、休日に全話観終えてしまった。続編がありそうな終わり方に期待である。
四股踏もうかな?