東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

さよなら大好きな人

2021年12月03日 09時41分09秒 | 二代目のつぶやき

携帯電話が鳴る。

久しぶりの先輩からの連絡に元気よく出ると・・・奥様からだった・・・瞬時に状況を把握する・・・

出会いは今から30年以上前、私が損害保険代理店研修生だった翌年に研修生として入社して来られた「後輩」だった。お互いに研修生の頃は数え切れないほど飲みにも行ったし、旅行にもみんなで出掛けたし、プライベートでは車もお借りしたこともあった。それはお互い研修生を卒業し、代理店となり、そして代理店を辞めてからも関係は続き、コロナ前まで毎月の飲み会を始め、年一回は旅行にも出掛けていた。

お酒はお好きだったがとても弱く宴の終盤には呂律が回らなくなるので解読不能になるのだが、周りに迷惑を掛けるような飲み方をされたことは一度もなく、お支払いもいつもきれいで、人の悪口を言うこともなくとても朗らかな方で、偉ぶることもなく私のことはいつも君やさん付けで(酔うまでは)敬語だった。社会人としての酒席でのマナーや礼儀をたくさん教えて頂いたことは今でも大切にして守っている。

一昨年コロナ前の飲み会で「ゴルフ再開」の話をすると、もう使わないからとゴルフセット一式を頂戴したのだが、そのクラブはすべて一級品ばかりでただただ恐縮してしまったのが、今となってはそれが最後の置き土産となってしまった。ただそれをきっかけに妻も子供もゴルフを始め、家族でラウンドする日もそう遠くは無いだろう。その時には頂いたクラブで静かに偲びながらティーアップしようと思う。

家族葬にも関わらずお通夜に参列させて頂いた際に奥様から「お守りを送って頂き」と声を掛けられた。大切の人の手術の際に亀戸天神で病気平癒の御守りを授かっており、2014年4月にお送りしていた。お送りした際に桑田佳祐の「それ行け!ベイビー」が収録されているCDを併せて送ったことを思い出した。最後にお顔を拝ませて頂いた。8年の闘病生活を感じさせない相変わらずのいいお顔だった・・・

通夜の後、ひとり馴染みの店で陰膳にて献杯をした。

私とちょうど10歳違いで、今月の誕生日のちょうど1ヶ月前に届いた訃報。本ブログの愛読者さんでもあった先輩。本当にたくさんお世話になりました。大好きでしたよ。有難うございました。またいつかお会いしましょう。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

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