終業後に羽田空港へ向かい、21時過ぎに高松空港に到着。
これまで2006年に高知へ向かった際に通過したことはあったが、今回が香川県初上陸でこれで高知(2006年)・徳島(2010年)・愛媛(2015年・2019年)の四国四県すべて上陸したことになる。ただし高知はひとり旅ではないが・・・リムジンバスで高松市内へ向かい、22時にチェックイン。とりあえずうどん県で初うどん(下画像・下段左)を楽しむ。
翌朝は雨の中、こんぴらさんの呼び名で親しまれている金刀比羅宮(ことひらぐう)までJR高松駅から電車で移動。金蔵寺駅で途中下車し、娘が以前訪れておススメとのお店で朝うどん(上画像・上段)で腹ごなしをしてから、琴平駅へ向かい参道に待ち受ける石段1368段を登り始める。観光客で混雑し、雨で濡れている傾斜のある石段を上ると思ったよりも早くゴール・・・したかと思いきや、そこは金刀比羅宮本宮(下画像・左下)で、まだ約半分の785段とのこと
本宮の裏からさらに石段が続いているが、そこから一気に閑散とする。一瞬引き返そうかと思いつつ、ここまで来たら踏破しなければ意味がないと歩みを進める。雨に煙る山頂で社殿が見える度にゴールと見間違えるが、それは常盤神社や白峰神社で、歓喜と落胆を繰り返しながら、次第に足が動かなくなり、息が切れる。いや~辛い、とにかくきつい苦行である。ただ休憩するとそのまま動けなくなりそうだったので、そのまま上り続けるとようやく奥社(巌魂神社・下画像・左上)に到着。時間にして約1時間で登頂成功。気温は低かったがシャツは汗でビショビショになってしまった。帰りはさぞ楽だろう?と思いきや、足が上手く動かないこともあり、下りは下りでそれはそれはなかなか怖い苦行が続いた。最初どこか伊香保のような軽い気持ちで臨んだ自分が恥ずかしい・・・
下りながら参道の途中にある今月こんぴら歌舞伎が開催される旧金毘羅大芝居(金丸座)を見学。現存する日本最古の芝居小屋で、以前見た熊本県山鹿にある八千代座とよく似た趣のある素敵な小屋だった。
気が付けば雨も上がり、再び電車に乗り込み、15時前に高松駅に戻った。不思議なものでお腹が全く空いていない。うどんは腹持ちが良いのだろうか?
ちなみにその日の上った階段数を見て笑ってしまった。102階って・・・(つづく)