先日テレビで茨城県筑波研究学園都市で1985年に開催された国際科学技術博覧会(通称つくば万博)が取り上げられていた。
当時19歳の私は入社したばかりの状況ながら、父の代理で同業者さんたちと一緒につくば万博ツアーに参加した。誰一人知っている人がいない状況で高校卒業したての私の気が進む訳もなかったが、バスツアーと聞いていたので車窓を眺めながら寝てればいいじゃんと思いつつ、バスに乗り込むと前向き座りではなく、横座りスタイルで参加された皆さんの顔が良く見え、目を閉じることすら出来なかった・・・何か所か名所を巡り、夜は旅館の大広間での宴会となった。出席者さんは全員年上の方ばかりで19歳の新社会人にとっては楽しい宴とは程遠かったものの、とりあえず全参加者さんの席に回り、お酌と名刺配りをした。宴がお開きとなり、夜遅いロビーで参加者さんのおじ様と話した。色々と話をした際、「(卒業したばかりの)楽しかった高校生活」の話をしたところ、その方が言われたひと言がとても印象的だった。
「学生時代は責任が無いからね」
翌日見学した万博の内容も、あの方がどなただったのかさえも覚えていないのだが、あの言葉だけは40年近くが経過しても鮮明に覚えている。
私に少しは責任感は出てきただろうか?
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