小学生低学年の頃、放課後の学級会では「学級委員長を辞めさせたいと思います」との提案がたまに挙がった。
提案した生徒は用意周到に事前に提案することをクラス中に触れまわり、クラスの代表意見として挙手をして得意気に発言するとクラス中が「おぉ~」とどよめく。ただその学級委員長が実際辞めさせるのに値するような失態があった訳でも無く、ただ何となく「気に食わない」とのほんの些細な理由で提案し、学級委員長は泣き出す・・・それがお決まりのパターンだったような気がする。 (現在ではこれはいじめになるのだろう)
最近のニュースを見ているとそんなことをふと思い出した。
何でもかんでも「責任問題」を追及して「辞任」に追い込むばかりで、大物司会者でさえ、責任を取ることが辞めることの図式になりつつある(それが例え「大きな子供」でもである)。以前某スポーツ団体での不祥事が発覚した際、すべて解決するまで辞職しないと宣言したトップが、「居座っている」と大バッシングされ途中で辞めさせられたが、本来であれば責任の取り方はこうであると思っていた私は非常に残念でならなかった。
ちなみにこのようなことはうちのクラスだけだったのか?この学校だけだったのか?またその時、実際に辞めさせられてしまったのか?担任の先生がどう対処したのかは全く記憶にない。