食べ物日記   元気 一番

健康へ気配りしながら主に食事を!

幸せ

2015-01-12 20:09:04 | 社会・平和

 競争社会の一員として生まれた子供は「負けるな、頑張れ」と励まされて大きくなる。そんな大人の私達が「幸せと感じる」にはどんな時や状態になる事だろうか。
 私は昨年サラリーマンを卒業した。そこで約四十年が経過している。充実感やここまで来た誇らしさなどがある。しかし平均寿命には十五年が僅かに残るだけとなっている。サラリーマンとして競争社会の中にいると担当する仕事もサラリーの多寡も競争。そのため自分の何を営業するか意識して過ごすことを強いられる。またどこかで相手を意識する。
   この働き盛りの時代に「幸せ」を感じるのは「思い通りに競争の結果が、結婚が、生活が、子供が、美味しい食事が得られたとき」だったように思う。パソコンの検索サイトでも調べてみた。学校の先生が「『辛』に一を追記すると『幸』、プラス一をいかに探せるかが鍵」と生徒に話してくれたと紹介されていた。
  一方定年後の現在はどうだろう。確かに上のプラス一を探せるときにも感じている。「定年まできた」ことがその一例。しかしそれだけではなく「近隣の人と上手に生きることが負担なくて幸せ」と感じる。片方は他の二倍入った、二つのお金袋から選んで、選び直しせずに「その選択で良かったと思える人」が「幸せ」を感じられる。とこれもパソコンに。人の持つ「欲」を制御できることを大切としているようだ。人は関わって互いの存在を認め合うことで人として存在できると仏教に言う。そこでは人は「おかげさまで」と相手に感謝して過ごす。そんな「幸せ」の感じ方だ。「幸せ」であることの必要な要素の一つは楽天的であること。自分の心に余裕ができると他人に優しくなれる。ともあった。
  年代によって、感じるものである「幸せ」に差があるようだ。とは言え残り少なくなった自分の人生を「幸せ」を多く感じて過ごしたい。近隣の人と摩擦なく楽天的に考え心に余裕をつくる努力をしながら。
ふと気づく。仏教で言う「極楽」はこの「『幸せ』と感じる生活圏」のこと!

 

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