食べ物日記   元気 一番

健康へ気配りしながら主に食事を!

理解し行動する心の持ちよう

2015-06-16 14:31:55 | 社会・平和

 

 「父に廃車を勧めたら」これは六月一二日付け朝日新聞に掲載されたエッセイだ。心の持ちようがとてもおもしろいものだった。

 八二歳の父、乗用車と軽トラックの二台を使っている。最近乗用車の車体に傷やへこみが目立つようになった。母は心配して乗用車の廃車を勧めた。次に近くに住みよく手伝っている姉の私に父の説得を頼んだ。ところがどちらにも首を縦にふらない。そこで母は福岡に住んでいる妹に応援を依頼。盆と正月ぐらいだけの帰省であり聞き入れないだろうと思っていたが、快諾した。

 私は近くにいてよく話もするし、けんかもする。妹はたまに帰るいわゆる「お客様」。「どうして」と思った。今回は父なりに、お客様に気を使ったと考えることにした。と。

 大分県に住む姉の筆者は前記のように結論付けたが、内心納得が十分にはできていない。

 おもしろいと感じた点だが、先ず母が自分、長女、次女と三人へ途中で諦めずに依頼をしたこと。父は終には応ずると母には自信があったようにも感じてしまう。次に長女が「どうして」と思ったその答の理由。「父なりに、お客様に気を使った」との結論。相手の行動を促すための動機には「お客様」のような人の勧めも効果を生みやすいと断言している所だ。

 こんなふうに考えていると、「あれ」と気付く。母は父が気を使うため「お客様」のような人の勧めも効果的と知っていて、そのため次々に依頼をしたとも考えられると。

 母と父とが長い生活の中で築いた「阿吽の呼吸」のようにも---みえる。

写真は孫の絵

コメント
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