畑のミカンソウ(雑草)
朝の連続テレビ小説「まれ」が9月に最終回をむかえた。『夢』を父の生き方の影響で持たないとの思いで育ったが、ーー。
東京から小学生低学年で能登輪島の近くに移る。そこでも父不在のためアルバイトをしながら母の収入ひとつで高校卒業まで育つ。住む家は民宿。民宿は塩造りをする夫婦が経営。明るい性格の『まれ』は同級生の友達も多く、民宿の夫婦にも家族ぐるみ可愛がられる。
そんな彼女がケーキ職人を目指し努力し、同級生の友達とも影響しあいながら成長して行くあらすじだ。
私は自分にとても参考になる夫婦の生き方をこの「まれ」のなかに見つけた。『まれ』一家が住む民宿のご夫婦の発言だ。
最終の数回前に「『まれ』一家との生活が『いつか光』になった」と。ご夫婦には子供さんがいる。結婚してお孫さんも。しかし遠くに住み、音信も少ない。
しかし『まれ』一家とは互いに、仲良しで、近くで一緒に愛情を持って接し続けた。そんな仲間だ。それは、いつか「自分の掛替えのないもの」「光」になったと。