呉汁のレシピ掲載します。是非お試しください。
レシピ (材料・作り方)
【材料】(4人分)※1カップは200cc(大豆は必ず生のもの使用してください)
大豆4分の1カップ・大根100g・人参、牛蒡、30g・さつま芋50g・青ネギ少し・煮干し小3~4尾・こんにゃく2分の1枚・油揚げ2分の1枚
味噌10~15g・塩こうじ小さじ1・水2~3カップ
【作り方】豆乳クリームのようになります。
・大豆は3倍量の水に一晩つける、つけ汁ごとミキサーでクリーム状になるまで潰す。
・野菜は、皮をむかないで使うのでよく洗ってから、さつま芋1センチくらいの角切り・人参、大根は薄くイチョウ切り、
牛蒡は細ささがきにして水にさらし、 あく抜きを少しする。こんにゃく・油揚げは短冊切り煮干しは小さく裂いておく。
・材料を煮干しーこんにゃくー大根―人参―さつま芋―牛蒡―油揚げの順に鍋に積み重ねるように入れ、
味噌を最後に少しずつ乗せて水1カップを加え、きっちり蓋をして強火にかけ、煮立ったら弱火で8分くらい煮る。
・具材が柔らかくなったら大豆の潰したもの(呉)を加えてまぜ、火を強めて残りの水と塩こうじで味を調える。
(煮たって出てくる白い泡状のアクは取らない)
・小口切りの青ネギを加えて出来上がり。トッピングでちりめんじゃこや梅干しを乗せてもおいしい。
【なぜ生大豆でなければならないか】ー豊富なカリウム・サポニンを無駄にしないために・・・
カリウムは塩分の害から体を守り、高血圧になるのを防ぐ働きがあります。高血圧は塩分だけが原因ではないが、
塩分を多くとっていると、血圧が上がることはよく知られています。
大豆には、その塩分の害に対抗してくれるカリウムが豊富に含まれています。
生の大豆に多く含まれるカリウム・鉄分・サポニン等は煮ると水に溶けだし,カリウムに至っては100グラム中1900mgあるものが
水煮大豆では100グラム中33mgとなってしまいます。また水煮缶の大豆は塩を添加して茹でるためナトリウム量が増えます。
大豆のカリウムだいず(じ)にしたいですね。
【なぜ大豆のアクを取らないか】
大豆を煮る時に出る白い泡は、生大豆のえぐ味(アク)ですがそこに大事なサポニンという物質が含まれています。
水煮缶は大豆を食べやすいようにこのアクを取り除いてあります。
以下日本豆類基金協会ー豆の栄養素ー豆の主な機能性成分より抜粋
サポニンは、糖に水酸基を持つ有機化合物が結合した配糖体と呼ばれる物質の一種です。
豆をゆでた時に浮き出てくる泡は、渋み、苦み、えぐみのもとになるため、通常はいわゆる「アク」として除去されますが、
実はこの中にサポニンが多く含まれています。
サポニンは、強い抗酸化作用を持っており、動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制し、
血液中のコレステロールや中性脂肪を低下させる機能があると言われています。
また、脂肪の代謝を促進するため、肥満防止の機能もあると考えられています。
豆類に含まれるサポニンを効率的に利用したい場合は、ゆでこぼしを行わず、ゆで汁ごと料理に使うと良いでしょう。
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