ポジャギアートYangja-pang

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ソウルふらふら~その2

2006-11-21 20:53:01 | ポジャギ2006
事前の情報では雪が降るくらい寒いという話でしたが
(現に空港に着く直前まで雨が降っていたらしい…)
11月15日~20日の6日間、ソウルはず~っと好天で暖かく
持参のモモヒキ&ババシャツは一度も出番がありませんでした。
それどころか、タートルネックでは汗をかいちゃうくらい。
ふらふら歩きにはまことに好都合なお天気でした。

とはいえ、例によって行き当たりばったりの私メのこと。
効率よく時間を使う能力に著しく欠けているので
「合うべきモノには必ず合える」「必要なものは必ず手に入る」
という、まるっきり根拠のない自信だけが頼りです。
でも、ばっちり出合ってしまうのだね。

まずは初日、「確か今日からメドゥプの作品展やってるよ」と教えられ、
描いてもらった地図を頼りに出かけた先が
キム・ウンヨン先生御社中の「チュモニ メドゥプ展」

レセプションの片付けに大童の人達を尻目に、じっくりと作品を眺め
おまけに図録までゲットしてしまいました(写真左)
初日は招待客しか入れなかった筈…とは後から聞いた話(~_~;)

寶娜美術館で開催されていた「朝鮮女性の装飾:ノリゲ」展は
朝鮮王朝時代の装飾品を中心とした実に充実した展示内容(写真右)
この図録がまた、よくできてるんだわ(高いけど)。
これまでずいぶん多くの図録を見てきましたが、
写真のクオリティといい編集といい、出色です。

ほくほくしながら図録をしょって美術館を出たら、
なぜかこれまでご縁のなかった有名骨董品店「古都舎」に遭遇。
くすんだ骨董類の中に鮮やかな刺繍のようなものが見えたので
これは表敬訪問せねばと入っていったら、
なんと「古人の手腕」展の図録が飾ってあるじゃ~ありませんか!

この図録、以前に青山の某古布屋のおばさんが
「もう手に入りませんよ」と自信たっぷりにのたまっていたもの。
ポジャギと透かし彫りが美しい「海州盤」が中心ですが
ちょっと変わった雰囲気のあるコレクションだったので
欲しかったのよ。ラッキー(*^_^*)

そんなこんなで、またしても重たい荷物を増やし
財布を軽くして帰路についたのでありました。




ソウルふらふら~その1

2006-11-20 19:56:40 | ポジャギ2006
無事、ソウルから戻ってまいりました。
今回は完全民泊+単独行という、
この年にしてはなかなかエキサイティングな経験でしたが
旧知の皆さんのお力添えのおかげで
主たる目的であったポジャギおよび紐材料の調達も
ほぼパーフェクトに終えることができました。
この場を借りてお礼申し上げます。

さて、
お世話になったお宅は、仁寺洞や鐘路からバスで10~15分ほどの距離。
バス停近くの石屋さんで、ほのぼの系の虎カップル(?)が迎えてくれます。


近くに地下鉄の駅がないため、市バスに頼らざるを得ないのですが
慣れてくると、これが面白いんだわ。
悪名高かった粗暴運転も、最近ではかなり改善されたらしく
一度コケれば踏ん張り方のコツもつかめます。
車内に鳴り響く韓国ど演歌もなかなか味わい深いものがあるしね。
調子にのって、同じ路線を逆方向に乗ってみたりして
路上ウォッチングを楽しんでしまいました。
料金は大体800Wですが、降りる時に再びTカードを読み取らせると
乗り換えが割引になるので、お得なんです。
これは降りる直前でなければダメということではないので、
適当なところでピッと読み取らせている人も多いのですが
シートにでんと座ったアジュマが近くの若者の鼻先にカードを突きつけ、
「ピッとやってきとくれ」と要求するシーンに何度か遭遇いたしました。
そのてのアジュマ(ハルモニ?)は、だいたいが市場帰りで
「大丈夫かいな」と心配してしまうほどの大荷物。
その無言の圧力に「はいはい」という感じで応じる若者達が、
またかわゆいの~(*^_^*)

故・田中小実昌氏が、どの国に行ってもまずバスの回数券を買って
あてもなく乗っているのが楽しいと言っておられたのを、
懐かしく思い出しました。
(実はちょっとしたご縁があって、生前、何度かお目にかかっているのです)

毎日バスに乗ってふらふらしていただけなので
それほど新味のあるレポートではありませんが、
思い出すままに少しずつ書いていきます。


仁寺洞の露店ではアンティークの刺繍がてんこ盛り。
基本価格が1万Wくらいかな。(←間違ってるかも。アテにしないでねm(__)m




円覚寺のポジャギ

2006-11-12 21:46:36 | ポジャギ2006
日頃、どこに行くにも欠かせないパスネット。
(首都圏の私鉄および営団地下鉄用のプリペイドカード)
殆どの場合5,000円のものを購入するのですが、
イベント絡みの1,000円カードの中にも
たま~に欲しいものがあって…



「緞子縫合編繍大袱紗」(重要文化財/円覚寺蔵)
ああ、なんという心憎いデザインでありましょうか。
古典的、かつ斬新。
まさに温故知新のサンプルのような作品です。
毎日拝んでいたら、少しでもこの境地に近づけるでしょうか。
できればこれを5,000円で作っていただけると
大変に有難かったのですが
(だって1,000円なんて、1~2回出かけたら終わりなんだもん)

続:謎の球体

2006-11-09 14:49:18 | ポジャギ2006
昨日の写真を元に、作ってみましたところ…



形状的には合ってると思うのですが、なんか違う。
綿のつめ加減、糸の引き加減でかなり変わってくることは事実ですが、
何と言っても、コレ、球じゃないんだもの。
(ちっと接ぎ合わせ失敗した部分もあるし(-_-;)
裏側の締め加減を強くすると、表側がパーンと張って、
それっぽくなることはなるんだけど。

考えてみたら元の作品が本当に球体かどうかもわからないんですよね。
やっぱり球じゃ針山として使いにくいような気もするし。
というわけで、実験はひとまず終了としよう…



謎の球体

2006-11-08 11:25:36 | ポジャギ2006
ぜんぜん読めないけど大好きな本の1つ、『天然染色と閨房工芸』



この本の中に、このよ~なものが載っています↓
面白そうなので、こんど作ってみようとは思っているんですが…



パヌルコッチ(針山)のカテゴリーに含まれているのだから
これもまた、いわゆる1つの針山なんでしょうが
このような球体、使いにくいのではないだろうか(-_-;)
それとも何か特別の用途があるのでしょうか?

無断転載しちゃいました。すみませんm(__)m
(↑またまた確信犯かいっ!)