ポジャギアートYangja-pang

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KBF報告2

2016-09-11 11:41:00 | ポジャギ2016
KBFの面白さは、何と言っても“Bojagi─The Living Tradition”という点にあります。
伝統を突き詰めて、突き詰めた先に到達した超モダンな作品と
ポジャギにインスパイアされたファイバーアート作品
一見、両極端ではありますが、実はまったく同じ根をもつ
2人の作家さんをご紹介しましょう。

まずは、イ・ソラさん。
前回の済州島では確かグリーン1色の緻密な作品を出展しておられましたが
今回の作品は、まるで炎か紅葉のような赤!



KBFのFacebookページで最初にこの写真(図録用)を拝見したときも、目が点になりそうでしたが
実際に会場で出合った時の衝撃といったら、もう……(@_@;)



なにしろ250×250! びっしりと繋ぎ合されたパーツの細かいこと
それらの絶妙なバランス!
いくら眺めていても驚愕が驚愕を呼び、めまいがしそうでしたが
さらにイ・ソラさんご本人から
「あの~、私あなたを日本で見たことがあるんですが」と話しかけられた時には二度びっくり!
どうやら、韓国文化院の日韓閨房展で同じ会場にいらしたらしいのですね。
(この時の作品は深い海を思わせるようなブルーでした。同じ素材でサイズの小さなものを済州島でも見たような記憶があるのですが。いや、どこかのサイトかな…例にって私の錯覚かも(-_-メ)
実は私メの作品は、この大作の横にちょこんと展示されていたのですが
これも何かのご縁でしょうか。
人間、自分とは反対のモノを求める傾向があるといいますが
私にとってイ・ソラさんの作品はまさにそれ!
(ついでに言うと「体型」も対極だねと2人で笑ってしまいました)
いつの日か私メもこのような精緻かつパワフルな作品を作りたいですのですが……(^_^;)

もうお1人は、オランダのMarian Bijlengaさん
一見したところ、ポジャギというよりはインスタレーションの趣ですが
まるで神が宿ったような小さなパーツの集合体が
1つの世界を創り上げるという点ではまったく同じ。
とか何とか言うより、美しいんですよ。ひたすら




今回はレクチャーでご自身のアトリエでの制作風景を紹介してくださいましたが
そのアトリエがまた素敵なんですよ~天井高くて窓から光がふんだんに入って。
あ~私もやっぱり制作現場をどうにかしなくてはと、
まったく関係ないことをしきりと考えてしまいました。

こちらはMarian Bijlengaさんの著書、Miniatures

素晴らしい……