ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ヤブヤンマ 2024<8月>

2024-08-10 | ヤブヤンマ

<8.8>

産卵は盛況でも

前回から3週間経過して、ヤブヤンマの池の様子を見に行きました。狙いは産卵する♀に♂が絡むシーンです。
♀が来ないことには始まりませんが、正午前、早くも産卵開始。それまでの曇り空が13時頃、突然晴れました。
しかし、♂は1頭も飛ばず期待外れ。3♀が飛来して産卵は盛況でしたが、♂はどうしたのか。最高気温34℃。

11時50分頃 最初の♀が産卵開始 複眼は綺麗でも老熟個体 しばらくしてすっかり落着く














産卵移動


12時20分頃 2番目の♀が飛来 若い個体で何が気にいらないのか3分程で樹上に飛び姿を消した


13時10分頃 同じ♀が戻ってきた


かなり警戒心が強いようで、草のなかに入り込んでしまう


敏感で転々と移動




2♀が接近 右が最初の♀ 左の2番目の♀はここで落着く


13時半頃 3番目の♀が産卵開始 最初の♀は1時間40分経過しても産卵を継続していた



2024.8.7 東京都

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ヤブヤンマ 2024<7月⑤>

2024-07-29 | ヤブヤンマ

<7.28>

労せずして交尾態

毎年通っているヤブヤンマの池、減少傾向で昨年は♂の飛来を見ていません。不安ながら様子を見に行きました。
現地では偶然出会った知人がまさかの交尾態を撮影中。10時半頃に交尾後移動しよい位置に止まったとのこと。
当地は9年目で、6年前に樹上に飛んだ交尾態を撮影しましたが、低位置での撮影は相当困難で諦めていました。
その後の移動でさらに低い場所に止まり、次も有難いことに労せずして撮影。お陰様で嬉しい誤算になりました。
正午に35℃まで気温上昇して、産卵は低調。老熟♂の探雌行動が活況でした。

交尾態




11時40分頃、♂が翅を震わせて交尾態のまま飛びました。交尾解除せず、さらに低い位置に止まります。

移動後の交尾態


12時15分頃 移動して35分後に交尾、連結解除 ♀は一瞬で飛び、♂は8秒止まる


13時50分頃 若い♀が約5分間産卵して♂に追われて姿を消す 14時頃再び現われるも2分で逃げた






池を占有していた縄張りの♂。執拗に探雌を繰り返しては池上の梢に静止し、他の♂が侵入すると追い出します。
産卵に飛来する♀を捕捉しようと追い回すので、若い♀は逃げてしまいます。かなりの老熟個体でした。

複眼に黒い染みが目立つ老熟♂



2024.7.28 東京都

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ヤブヤンマ 2024<7月④>

2024-07-26 | ヤブヤンマ

<7.22>

再びぶら下がりヤンマ7日目・9日目

都区内の公園の7日目、9日目のヤブヤンマのぶら下がりです。後半も出が悪く、探雌行動はまったく見ません。
兎に角、今季は少ないようですが、当所であまり見ない♀によく出会うのが不思議。♂は若い個体ばかりです。
7日目の20日は1♂、2♀、22日は1♂、1♀。どちらも37℃。21日は35℃で目撃なしでした。

<7日目> 同じ一角に2♀がぶら下がっていた




すぐ奥にいた♀


若い♂のぶら下がり

2024、7、20 東京都

<9日目> ♀のぶら下がり




若い♂のぶら下がり 少ない♂はどれも若い



2024.7.22 東京都

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ヤブヤンマ 2024<7月③>

2024-07-19 | ヤブヤンマ

<7.18>

梅雨明け

関東地方はこの日梅雨明け宣言。猛暑日になる前にヤブヤンマの産卵撮影です。曇りがちでも最高気温は33℃。
年によって出現頻度の差が大きい小池ですが、11時過ぎから探雌行動が見られて、今季は期待できそうです。
午後に狙いどおり若い♀が3回飛来して産卵しました。最初と3回目は同じ♀。探雌に飛来したのは2♂でした。

12時頃 縄張りのオオシオカラトンボに追い回されて岩に止まり30秒産卵 鮮やかな黄色の♀




移動して20秒産卵 落着く様子がなく産卵意欲があまりないか 飛来後約1分で姿を消した


約1時間10分後、次の♀が飛来し先程と同じ岩の下方に止まったので同じ♀と思いきや、斑紋を見ると別個体。
約2分間産卵して飛立ち、元の岩に戻って約1分間静止して去りました。オオシオカラの攻撃の影響でしょう。

13時10分頃 目立たない岩に着地して苔に産卵 これで2♀が産卵したことが判明


周回して同じ岩の裏側で静止 気力が失せたか産卵を継続せず


約25分後、3回目の♀が飛来しました。今度はオオシオカラの干渉に怯むことなく、約1時間産卵しました。
産卵行動はこれまでと一変し、当然別個体と思いましたが、最初に現われた♀。産卵意欲は十分であったのです。
オオシオカラは12時半頃から♀が入り、交尾に余念がない♂の攻撃が勢いを欠くタイミングを待っていたのか。

13時35分頃 初回の♀の再来 漸く落着く場所に着地して産卵開始




ここが気に入ったようで一巡しても戻ってくる


産卵移動 


産卵開始後20分程で場所を転々と変えるようになった












2♂が姿を見せ、林内を中心に探雌していました。たまに池に現われ、周回すると林縁にしばしの間静止します。
産卵中の♀を捕捉するには気合い不足の様子。今後の探雌行動の変化に期待です。

探雌の♂の一時休止 すでに翅の一部が欠けている


2頭目

2024.7.18 東京都

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ヤブヤンマ 2024<7月②>

2024-07-17 | ヤブヤンマ

<7.10>

ぶら下がりヤンマ4日目から6日目

今季はヤブヤンマをあまり見かけず、ネアカヨシヤンマを目撃する方が多い状況ですが、徐々に増えてきました。
発生が後寄せになっているのかもしれません。都区内の公園の4、5、6日目のヤブヤンマのぶら下がりです。

<5日目> 午前の樹上の若い♂のぶら下がり 






午後の若い♂のぶら下がり

2024.7.9 東京都

<4日目> 若い♀のぶら下がり






<6日目> ♀のぶら下がり



2024.7.10 東京都

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