ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ヤブヤンマ 2022<8月③>

2022-08-21 | ヤブヤンマ

<8.19>

老熟

ここ数年間ヤブヤンマを撮影している暗い池では、通常どおり産卵は見られても♂の飛来を目撃していません。
樹林で探雌しているのか、広範囲に活動する♂にとってより好都合の池があるのか、原因不明のまま終盤です。
迷いつつ、もう一方の明るい池に行きました。当地では産卵が早く始まっていますが、まだ活動しているはず。
結果、産卵はなく、14時過ぎに唯一探雌した♂が池端で静止しました。老熟が進みそろそろ終わりの様子。
止まった枝に縄張りのオオシオカラトンボが飛んでは止まりますが、双方とも反応しません。最高気温32℃。

♂ 静止 縄張りのオオシオカラトンボが何度も飛んでは戻っても枝先に止まるので反応なし






複眼が黒化している


<リスアカネ> ♂ 林縁で数頭を目撃

2022.8.19 東京都

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ヤブヤンマ 2022<8月②>

2022-08-15 | ヤブヤンマ

<8.11>

連日のぶら下がり(その2)

ぶら下がりヤンマ探しで、ヤブヤンマがいても大概撮らずに通り過ごしています。何だヤブかといった調子です。
産卵撮影の折に♂も撮るからですが、今季はその機会がありません。2日間、綺麗な個体を選んで撮影しました。
遅くまで羽化が続くので今頃でも若い個体が見られます。一方、ネアカヨシヤンマは8月の3回とも目撃なし。

♂から1m半程奥の同じ木の枝に♀がぶら下がっていました。探雌すれば即連結する位置でも気配がありません。
♀に気付かないというよりも若い♂でその気がないようです。午後になっても活動しませんでした。

奥にいた美しい青目の♀のぶら下がり


手前の若い♂のぶら下がり




13時頃の♂のぶら下がり


同上 別個体

2022.8.11 東京都

前日の若い♂のぶら下がり 若い個体が多い



2022.8.10 東京都

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ヤブヤンマ 2022<8月①>

2022-08-09 | ヤブヤンマ

<8.6>

地べたの交尾態

2日前の雨天で猛暑日の連続が中断しましたが、次週には再び暑くなる予報。一体どうなっているのでしょうか。
猛暑の狭間の有効活用が不可欠、暑過ぎるとぶら下がるヤブヤンマ♂の活性化に期待しました。最高気温28℃。
11時半に到着、曇り空が広がって♂が飛ばない嫌なムード。12時20分頃になって♀が産卵に入りました。
追うように♂が飛来、池を一回りし高い梢に静止します。そして約35分後、別の♂が来て♀を捕捉しました。

産卵中の♀が交尾に至るのは稀、♂が連結に成功しても♀の抵抗に断念し連結を解除して飛び去るのが通常です。
今回は、連結して♀の腹部を瞬時に掴み交尾態になりました。上空に飛ぶまで25秒間の地べたの交尾態です。
♀はかなり老熟していて抵抗する力がなかったのか、暴れることがない不思議なシーンでした。

12時55分頃 ♀は草を掴んでいるが、交尾態になっている




連結された♀ 複眼が黒ずみ下部は黒化している


捕捉される前の産卵の様子 翅もかなり痛んでいる








13時10分頃飛来の♀









2022.8.6 東京都

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ヤブヤンマ 2022<7月③>

2022-07-19 | ヤブヤンマ

<7.17>

活動遅れる

ネアカヨシヤンマの産卵撮影後、サナエの空振り連発で、以降は戻り梅雨というのか5日間雨天の連続でした。
天候不安定ながら久々に晴れ間ありとの予報。日が射せば♂も活発化する頃で、多摩のヤブヤンマに行きました。
当地では今季初めての探雌を3回目撃しましたが、多分同じ♂で不活性。♀の捕捉に失敗し、以後飛来しません。
悪天候続きで♂の活動が遅れています。産卵は順調で15時までに4♀か5♀を見ました。最高気温30℃。

一番若い♀は産卵前に♂に絡まれて逃げてしまい、次に黄色みが強い♀が最後まで残って産卵しました。

♀ 産卵 14時半頃、最後に飛来した♀




約20分後に高い梢で休止




約7分間の休止後に産卵再開 15時半頃に終了






以下は別個体です。最初の産卵は13時過ぎで、同時に3♀が現われた時間帯もありました。











未成熟♀ 飛来して池を覆う高い梢に静止


未成熟♀ 暗い林の個体 未成熟♂の目撃はなし

2022.7.17 東京都

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ヤブヤンマ 2022<7月②>

2022-07-10 | ヤブヤンマ

<7.7>

七夕の産卵

前回から4日後、七夕の多摩の池。偵察♀の飛来はなく通常どおり産卵を目撃しました。薄日が射し気温32℃。
約3時間で4♀産卵。うち1♀が新鮮な個体、3♀の成熟度を見ると前回はたまたま来なかっただけのようです。
探雌の♂は飛来せず、産卵場所での絡みはもう少し先の様子。新たな羽化殻は1個でした。

正午前の最初の♀ 広範囲を移動して40分以上の産卵














約20分後、2番目の♀が飛来して先の♀と小競り合い 水際から少し離れた所でしばらく産卵して姿を消す




約1時間後、3番目の♀が飛来 殆ど腹部を曲げずに産卵




そして14時頃、いよいよ文句なく若い♀が飛来。飛来時から鮮やかな体色の個体であることが分かりました。

産卵場所がなかなか決まらず飛び回る


一旦着地すると思いのほか落着いて産卵














樹上の未成熟♀



2022.7.7 東京都

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