2012年までの回想です。
オオルリボシヤンマは関東でも出会えますが、北に行けば普通に見られるので、遠征ついでに撮るつもりでした。
09年、たまたま撮りましたが、やはりその気で行かないとしっかり撮影できず、結局12年に持越しました。
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<2009>
09年8月、裏磐梯にアマゴイルリトンボを撮りに行き、タイミングよくオオルリボシヤンマの産卵に遭遇。
これが最初の出会いです。♂も目撃しましたが、飛び回ってお手上げでした。
♀ 産卵(初撮り)
2009.8.17 福島県
10年8月、オオルリボシヤンマをメインに長野に行きましたが、山の天候が急変、撮影できずに帰ることに。
11年は天候不安定で出発を見合わせるうちに時季が終わり、結局、09年以来2年間撮影できませんでした。
<2012>
これ以上先送りはできず、12年は計画を練って長野2ヵ所、山形2ヵ所で撮影。漸く天候に恵まれました。
*長野編*
9月に入り、以前から行きたかった大町市の低層湿原に行きました。幸先よく湿原の入口で♂が飛び交います。
先に進むとルリボシヤンマもいましたが、後回しにして、開けた一角で待機しました。
午後になると、次々に♀が飛来して産卵。2、3頭の♂の追尾飛行が見られ、期待どおりの展開になりました。
しかし、♀は草陰に隠れて満足に撮影できないまま時間が経過。日が傾くと♂は殺気立って♀追い回しました。
♀は産卵せず、逃げ回るばかり。池は大盛況でしたが、しっくりこないまま時間切れになりました。
ホバリングする追尾の♂
産卵移動の♀
♀ 産卵
青色型の♀
♀ 飛翔(ホバリングする上を♂が通過)
2012.9.1 長野県
2回目は翌々日です。ムツアカネを撮ってから標高2100mの観光地の池を訪れました。
オオルリボシヤンマはピークアウトしていたようです。所々で産卵は見たものの、♂は全く飛びませんでした。
低木の下で産卵に専念している♀を撮影しているとカルガモ親子が接近してきますが、逃げる気配がありません。
そのまま通過したと思った瞬間、親に連なる子の1羽に餌食にされました。あっけにとられ撮り損ないました。
♀ 産卵
♀ クリーニング行動
池の端で、すでに飛ぶ力を失ったと見られる個体を見つけました。不本意ですが、やらせです。
♂ 静止
2012.9.3 長野県