2012年までの回想です。
日本で一番美しいヤンマとも言われるマダラヤンマ、その存在を知って、当然撮りたくなりました。
最初の出会いは意外に早く、トンボを撮り始めた翌年の08年でした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<2008>
08年、公表されている栃木のマダラヤンマ保護区に初めて訪れました。
個体数は少なく、ギンヤンマが飛び回るなか個体の識別だけでも大変でしたが、一度だけ止まった♂が撮れました。
♂ 静止(・・・初撮り)
2008.9.13 栃木県
09年も、撮ることは撮りましたが遠過ぎでした。止まるのは一瞬なのでワンチャンスしかないとの印象でした。
<2010>
3年目の栃木のマダラヤンマ、2回目に出かけた9月下旬、撮り易い場所に止まり、やっと横から撮影できました。
ホバリングする個体にも出会いましたが、接近する前に消えてしまい、撮影できませんでした。
♂ 静止
2010.9.26 栃木県
10月上旬、初めて長野の保護区にも出かけましたが、日が悪かったのか目撃は2♂のみで全く飛びませんでした。
<2011>
11年は、9月上旬、10月上旬の2回、栃木に行きましたが、個体数が少なく巡り合わせも悪くて撮影できていません。
9月下旬、昨年に続いて遠征した長野では、午前中はそこそこの個体数が見られ、漸く静止の♂が満足に撮影できました。
ただし、気温は22℃止まりで殆ど飛ばず、午後からはさっぱりでした。
♂ 静止
♂ 飛翔
2011.9.24 長野県
<2012>
12年のマダラヤンマは、9月下旬、栃木より先に長野に出かけました。気温は28℃まで上昇しました。
朝のホバリングを撮影して別の池に移動。暑い午後は、休止する個体ばかりでしたが、動きが鈍く撮り放題でした。
♂ 飛翔
♂ 静止
夕方のホバリングがなかなか始まりません。暗くなる頃、漸く1♂が現われ、蒲の間から苦労の末撮影しました。
♂ 飛翔
2012.9.22 長野県
翌週は栃木に出かけました。気温が30℃近くに上昇。ホバリングが見られたのは午前中のみでした。
これまでになく♂が池岸近くに出て何度も止まりました。数年来なく個体数が多い証です。
♂ 静止
10時半頃、執拗に探雌する♂が見られ、しばらく目で追っていると交尾態が葦原から飛出して近くに止まりました。
一瞬で飛びましたが、何とか被らない位置での撮影に間に合いました。遂に交尾態を撮影。運が全てでした。
交尾態
2012.9.29 栃木県
10月に入った翌週、この年個体数が多いとみられる栃木は間違いなく狙い目です。再び出かけました。
天気予報が外れて現地は雨でしたが、午後から晴れて25℃まで気温が上昇。
待機した池では、葦原の中に数頭の♂が潜んでいましたが、全く飛びませんでした。
14時半頃、違う池でホバリングしている様子を察知しました。駆けつけてぎりぎり間に合いました。
♂ 飛翔
2012.10.7 栃木県