ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

クロスジギンヤンマの回想

2014-03-30 | クロスジギンヤンマ

2012年までの回想、最終回です。

トンボを撮り始めた07年5月、最初に目撃したヤンマがクロスジギンヤンマでした。
品川区の公園で飛翔する♂を見てその存在を認識しましたが、とても撮影できるしろものではありませんでした。
続いて小石川植物園の人工池で産卵に出会っていますが、まだ撮影に不慣れでしっかり撮れていませんでした。 

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<2009>

09年4月下旬、クロスジギンヤンマの羽化を狙って江戸川区のビオトープに行くと、早くも産卵が見られました。
2年ぶりに出会った産卵です。今度は至近距離からゆっくり撮ることができました。産卵は1時間以上続きました。

♀ 産卵







2009.4.29 東京都


<2010>

10年5月上旬、ヨツボシトンボの撮影に都内の池に行くと、クロスジギンヤンマの産卵が見られました。

♀ 産卵



2010.5.3 東京都


<2011>

11年4月下旬、昨年産卵を撮影した池に行きましたが、時期が早かったようで羽化直後の1♀のみの目撃でした。

♀ 羽化直後




何度も腹部を曲げる動作、この後元気に飛立つ

2011.4.30 東京都

約1週間後、再び出かけると、今度は生殖活動がピークを迎えていました。

♀ 産卵


♀ 飛翔 産卵移動


♀ 産卵




縄張りの♂が産卵中の♀を連結、近くの低木に止まりました。枝が被るので慎重に反対側に回り初めて交尾態を撮影。
近くから撮れる滅多にないチャンスでしたが、逆光で色が出ませんでした。一瞬で樹上に逃げられました。

交尾態


樹上に逃げられる






高い場所でゆったりと交尾が続きますが、姿を見通すことのできる角度は丁度逆光になります。
太陽に雲がかかるのを気長に待っていると、ヨツボシトンボを捕えた♂が交尾態の近くに止まりました。

しばらくして、交尾態に気付いた♂が捕食もそこそこにして交尾態の♂に掴みかかり3頭が離散しました。
個体数が多いと様々な場面に遭遇する楽しみがあります。

♂ 静止 ヨツボシトンボ♀を捕食







2011.5.8 東京都

翌週の5月中旬、再び池の様子を見に出かけました。時々強い風が吹き、珍しく♂のホバリングが見られました。
やっと飛翔が撮影できました。この年は個体数がとくに多かったようです。

♂ 飛翔

2011.5.15 東京都

♀ 産卵

2011.6.15 群馬県


<2012>

12年は、都内のヨツボシトンボの池にザリガニが大発生してクロスジギンヤンマの姿が見られませんでした。
5月中旬、遠征した桶ヶ谷沼でヨツボシトンボを捕食した♂を撮影したのみに終わりました。

♂ 静止 ヨツボシトンボ♀を捕食 捕食され卵を排出

2012.5.13 静岡県

コメント
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