ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

カトリヤンマ 2017<10月④>

2017-10-22 | カトリヤンマ

<10.18>

貴重な晴れ間(その1)

5日間雨が降り続き漸く晴。翌日から再び雨予報で貴重な晴れ間です。今回もカトリヤンマ、埼玉に行きました。
1週間前、曇天で見なかったホバリングの撮影に出直しです。今度こそ予報どおりの晴天、正午の気温は19℃。

長雨の後だけに午前中から産卵の♀、探雌の♂が姿を見せ、12時20分頃、早くもホバリングが始まりました。
縄張りのリスアカネに邪魔されて不安定ですが、入れ替わり立ち替わり現われるので十分撮影できました。
約40分間に亘り数頭がホバリング、明らかに産卵に来る♀を待つ行動ですが、この時間帯に限られました。

♂ 飛翔




















(ストロボ使用時)


最初のホバリング開始から約20分後、狭い湿地に♀が続々と入ってきます。俄かには信じられない光景でした。
当然、待ち構える♂に捕まります。約20分間に集中して見られた現象であちこちの草叢で翅音が聞かれました。
連結態を数回目撃しましたが、交尾に至ったケースはありません。連結されても♀は徹底して交尾を拒否します。
10秒程暴れ回り♂が諦めて飛び去るパターンばかり。♂の多い所にわざわざ産卵に来る行動が不可解でした。
過去、産卵中の♀が交尾に至るケースを目撃しましたが、大概は早い時期に林内で交尾を済ませているようです。

連結態 産卵中の♀を連結




♀が抵抗して飛立てない


次の連結態。そもそも草叢のなかで産卵しているので、♂が押さえ込み連結しても身を伏せて草に潜り込みます。

連結態


3番目の連結態。連結した瞬間、今度は♂が草のなか。一時に集中して滅多に見ない生態を連続して目撃しました。

連結態


連結して草叢に落下 上が抵抗する♀ 下が♂




午前中の別の湿地、探雌する♂が蜘蛛の巣にかかって、物凄い勢いで暴れていました。

蜘蛛の巣にかかった♂

2017.10.18 埼玉県

コメント
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