<4.26>
草のなかの羽化
3日前の渓流で、再びサナエトンボの羽化撮影です。同じポイント付近に出るのはクロサナエかヒメクロサナエ。
どちらが優先ということではありませんが、前回はクロの羽化を記録したので、ヒメクロを期待していました。
結果、撮影したのは今回もクロサナエです。たまに日が射す天気で最低13℃、最高気温22℃。
曇天で気温が上がらず諦めかけた11時15分頃、枯れ葉のなかから這い上がってきたヤゴを発見しました。
神経質に動いて定位場所を決めるまで時間がかかり、気が気でありませんでしたが、見通せる所で無事に定位。
前回と環境の異なる草のなかでのクロサナエ♀の羽化記録です。気温が低く、裂開から開翅までは1時間12分。
11時15分頃 這い上がるヤゴ
11時32分頃 定位
11時45分頃 裂開
11時47分頃 複眼が抜ける
11時50分頃 前肢が抜ける
11時53分頃 後肢が抜ける
11時55分頃 休止期 休止は約10分間
12時5分頃 脱出開始 25秒で完了
12時16分頃 翅の伸長
12時20分頃
12時34分頃 腹部伸長
12時57分頃 開翅
1分もしないうちに飛び近くに止まる
他の羽化目撃はクロサナエの1♀でそろそろ終わりかも。ヒメクロサナエの目撃は羽化不全の居残り1♂でした。
♀ 羽化後間もない別個体
2022.4.26 東京都