名古屋・多治見間 電化前の金山駅周辺
中学生時代は、東海道線の寝台特急を撮りたい一心で夜明け前に自転車で家を出て金山周辺に度々出かけていた。
昭和40年10月、東海道線と離れて中央線が金山から北上する地点で、上りの夜行準急"きそ"を撮った。
終着の名古屋に向けてD51が猛スピードで駆け抜けるだけのことだが、列車が"きそ"であることに値打があった。
電化に向けてコンクリートポールが建ち始める頃で、写真後方の鶴舞・千種に向けて高架式で複線化されていた。
D51-663[名]牽引の上り名古屋行816レ準急"きそ"、朝日を受けて快走
1965.10 鶴舞・金山
コンクリートポールが建つ前、同所のカーブを行く長大編成の上り急行"ちくま"
1965.9 鶴舞・金山
名古屋を出ると金山・鶴舞・千種と進む。
金山は中央本線の新駅として37年に開業した。現在は東海道線、名鉄線との総合駅になっている。
写真は41年3月の金山駅。早朝に急行"きそ"が通過していく。制度改定で準急から急行に格上げされた直後である。
当時は、寝台車1両、1等車1両、2等車5両に荷物車、荷物郵便車を連結した9両編成であった。
1等2等寝台合造車のオロハネ10を連結していて、名古屋到着時に寝台車を入れて撮れたはずだが、写真がない。
D51-549[中]牽引の上り名古屋行816レ急行"きそ"
金山駅ホームの名古屋寄り、 右の空地に東海道線、名鉄線の金山駅が建設された。
上り始発列車の多治見発名古屋行普通DC 先頭はキハ20
1966.3 金山駅
以下は、瑞浪電化開業直前の41年6月、早朝の名古屋・金山間で撮影。
夜行列車の上りDC急行"あずみ" 後尾から
D51-468[稲一]牽引の上り貨物
D51とDD51の重連上り貨物 早朝は貨物が続行してきた
電化開業前ではあるが、一部の旅客列車は練習運転の電気機関車が牽引していた。
ぶどう色塗装のEF60-11牽引 下りの始発の長野行825レ
1967.6 名古屋・金山
名古屋・金山間は東海道線との並走区間で、名古屋港線分岐点の山王信号所の先で東海道線、名鉄線と交差する。
写真は電化開業後、金山方面に向かうDC急行が東海道線の下をくぐり抜けていく。
下り急行"第3しなの"、後尾から
1968.1 名古屋・金山