名古屋近郊のタンク機関車C11
昭和40年代前半、C11が名古屋近郊の樽見線、武豊線の貨物列車を牽引していた。
C11は支線区の旅客列車用として7年から22年にかけて製造された小型のタンク式蒸気機関車である。
タンク式では最多の381両が製造され、貨物、入換用にも使用された。
43年5月、大垣駅での写真。樽見線は47年に無煙化された。現在は第三セクターの樽見鉄道になっている。
大垣電車区所属のC11-154牽引の樽見線貨物列車が出発
大垣到着の樽見線普通気動車 時代を感じさせるキハ07を連結した2両編成
1968.5 大垣駅
41年10月、名古屋駅ホームでの写真。
武豊線の貨物列車は名古屋機関区のC11が牽引していたので、東海道線を単機回送するC11を時折見かけた。
武豊線の旅客列車は早くも33年に気動車化されていたが、同線の無煙化は45年であった。
武豊線用名古屋機関区のC11-219
1966.10 名古屋駅
東海道線上りを行く武豊線の普通気動車 キハ35系2連の前方はキハ17
1965.10 東海道線 熱田・名古屋
42年3月、高山線の車窓から撮影した写真。当時、猪谷・富山間でC11が運行されていた。
富山機関区のC11-268 戦時設計の4次車(247~381)で角形のドームと砂箱
1967.3 高山線 猪谷・富山間(駅不詳)