ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ヤブヤンマ  2016<8月②>

2016-08-25 | ヤブヤンマ

<8.21>

再び明るい池

再び明るい池のヤブヤンマ。2日前、♀は老熟化していても♂は活発。生殖活動の追い込みが期待できそうです。
11時前から飛び回る4♂を確認して、交尾態も目撃。終盤どころでなく生殖行動はまるでピークの様相でした。
最高気温は前回と同じ33℃でも、雨上がりで風がなく、かなり蒸し暑い日です。

11時過ぎに早くも産卵が始まりました。しかし、即刻飛来した♂に追われて1分もしないうちに飛び去ります。

♀ 飛翔


♀ 産卵


一瞬で消えた♀は黄色の斑紋が綺麗で、もう一度見ておきたい個体。待機して約2時間後に再び飛来しました。
やはり稀に見る美しさの若い♀で、広範囲を移動しながら1時間5分産卵しました。

♀ 飛翔 産卵移動












♀ 産卵
















別の♀です。10分程の産卵後、移動して飛んだところで♂に捕まり、交尾態になって空高く消えました。
連結の瞬間はピンボケでした。産卵中に交尾が成立するケースは珍しく、あまり見ない光景でした。

♀ 産卵






林間を丹念に探雌する♂が目立ち、何度も梢に止まりました。同じ木に2♂が止まる時もありました。
日によるのか個体差なのか、前回と異なって下草に止まる♂は見ませんでした。

♂ 静止










♂ 飛翔

2016.8.21  東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤブヤンマ  2016<8月①>

2016-08-24 | ヤブヤンマ

<8.19>

明るい池

水が殆どなくなっていたヤブ池、ここ数日で雨水が溜まっているはず。終盤近いヤブヤンマを見に行きました。
11時頃、水量が増えた池に少なくとも3♂が飛来して盛んに探雌を展開。いずれもまだ綺麗な個体でした。
待望の光景ですが、ランダムに飛ぶばかりで一つもピントが合わず飛翔撮影は失敗。最高気温33℃。

探雌の♂は時に産卵場所近くに止まり♀を待ちます。大概すぐ飛びますが、低い枝で10分程休止した♂です。

♂ 静止




暗がりの低い位置で♀待ちする♂












13時頃、♀が現われましたが、♂に追われて着地せずに飛び去り、♂が不在の約30分後に再び飛来しました。
1分以上飛び回り、目立たない所で20分程産卵して去りました。青い複眼が目立つ個体でした。

♀ 飛翔


♀ 産卵








最初の♀が姿を消して約10分後、次の♀が飛来しました。これも青目ですが、さらに老熟した個体です。
10分程で産卵を止めて梢に休止。シーズン終盤を思わせる光景でした。







♀ 静止

2016.8.19  東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マルタンヤンマ  2016<8月③>

2016-08-23 | マルタンヤンマ

<8.17>

台風一過

台風が去って早朝から晴れ渡り、テレビニュースで関東一円の気温が急上昇すると盛んに注意喚起されています。
今後の天候にもよりますが、ぶら下がりヤンマもこれが最後になりそうです。都区内の公園に行きました。
午前からマルタンヤンマ1♂と2♀がぶら下がり、トンボの数倍集まった撮影者で大盛況。探すまでありません。
しかし、その後は出が悪く1♀を見つけて終わりでした。正午過ぎから気温が下降気味でも最高気温は35℃。

♂はよい位置に止まっていて、ぎりぎり自然光での手持ち撮影ができました。

♂ 静止










移動して






再び移動


♀ 静止



2016.8.17  東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミルンヤンマ  2016<8月①>

2016-08-21 | ミルンヤンマ

<8.15>

早くも産卵

昨日、コシボソヤンマ探索中にミルンヤンマが産卵に来ました。当所では早くから見ますが、それにしても早い。
例年の初見日は大概20日過ぎです。カメラを向けた途端に逃げられ、1時間待っても戻りませんでした。
殆ど産卵しておらず、同じ時間帯、場所に来る可能性が大と読んで行きました。30分程早い11時過ぎに飛来。
おそらく昨日見た♀です。約5分間、転々と移動して産卵しました。曇天で暗く、姿を追うだけでも一苦労です。
まだ落着かず、1ヵ所長くても30秒の産卵でした。午後から晴れて最高気温31℃。

♀ 産卵










1時間15分程経ち、再び♀が現われました。別個体です。さらに若くて落着きがなく、約3分で姿を消しました。
産卵場所を探して広く移動して、着地しても実際に産卵したのかどうか微妙な感じでした。
夕方の状況は分かりませんが、4時間程滞在して、コシボソヤンマは♂、♀とも全く見ませんでした。
かつては稀であったミルンヤンマと個体数が逆転したかもしれません。勿論、多いとはいえず♂は見ていません。

♀ 産卵 別個体


この場所には2分近く留まりましたが、試行錯誤するような行動を見せ、産卵はしていないようです。








2016.8.15  神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コシボソヤンマ  2016<8月③>

2016-08-19 | コシボソヤンマ

<8.14>

何時来るか

コシボソヤンマの産卵撮影、何時来るか読めないので持久戦です。これまで2回外し、所を変えて行きました。
例年行く谷ですが、昨年はとくに個体数が少なく、何度も出かけて産卵の目撃は1日限りで終わっています。
午前中は気温が低く10時過ぎに谷を往復して探雌する♂が現われました。飛ぶのはおそらく1♂です。

4時間程探して、13時過ぎに漸く産卵する♀を発見しました。若くて新鮮な個体で、目撃はこれのみでした。
この日は運よく撮影できましたが、今年も出が悪いような予感です。最高気温30℃。

♀ 産卵














人工物に来ると、妙に落着いて産卵します。見つけてから約8分、警戒して産卵を中断。梢に止まりました。
すぐ降りてきたものの、周回して再び梢に。次に降りた時は一瞬の産卵で飛び、見失いました。

♀ 静止



2016.8.14  神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする