クロサナエ ２０１９＜５月①＞

＜５．１０＞

タイミング悪し

昨年は産卵時期が早く、行った日には殆ど姿を見ず、撮影できなかったクロサナエ。今季は例年どおりの様子。
ただし、３回目撃した産卵は発見遅ればかり。タイミングが合わず、見ない方がよかったような気分です。

♀　産卵


十数分後に飛来した次の♀です。ここではダビドサナエも見ているので確認が欠かせません。







♂が樹上から何度も降りてきました。毎度のことながら、カメラを向けた途端に消えています。

♂　静止




今季の状況から、まだ早いと思っていたヒメクロサナエ。♂が一瞬降りてきました。産卵が始まっているのか。

＜ヒメクロサナエ＞　♂　静止

２０１９．５．１０　東京都

ムカシトンボ ２０１９＜５月②＞

＜５．１０＞

見逃さず

今季は羽化が少なかった都下のムカシトンボ。生殖活動も遅れそうで、待てるだけ待って例年の沢に行きました。
ポイントの水流は過去にない程細く、沢を上る♂は稀です。本流で見る♀は素通りで産卵には厳しい状況でした。
１３時半頃、遂にポイントに♀が遡上、イタドリに止まるのを見逃しませんでした。落着いたので後は撮るのみ。
場所を変えて通算約１時間半の産卵でした。平地の気温は上昇して最高気温２７℃。

♀　産卵


徐々に上に移動

産卵開始から約９分経過


約１４分経過　行止まり


飛立って近くのジャゴケで一瞬産卵


すぐに飛立つも約５分で同じ岩に戻りました。♂が殆ど飛来しないので、ここでは約１時間５分産卵しました。









♂の探雌飛翔は午後遅くに活発になり、そこそこの数が見られましたが、ホバリングは稀でした。

♂　飛翔　若い個体が目立つ









２０１９．５．１０　東京都

トラフトンボ ２０１９＜５月＞

＜５．８＞

偶然の産物

５月初旬はトラフトンボの季節。房総の沼には、最早行く気がせず、北関東に行きました。最高気温は２５℃。
風の強い日で、縄張り飛翔の♂がなかなか現われず、ホバリングも殆ど見ませんでした。時期が遅かったのかも。

１２時半頃、池端を歩いている先方に♀が止まりました。卵塊造りです。ジャストタイミングで撮れました。
折からの強風に煽られ、途中で向きが変わって腹部に葉がかかる状態になり、約３分で慌ただしく飛立ちました。

♀　卵塊造り

飛立ち直前　


♂　飛翔

２０１９．５．８　群馬県

ギンヤンマ ２０１９＜５月＞

＜５．５＞

単独産卵と連結産卵

ホソミイトトンボを探しているとギンヤンマが単独産卵。春のトンボの出現が遅れても関係なく生殖活動中です。

♀　産卵


単独産卵の目撃から約１時間半後、今度は連結産卵。♀は♂同色型、腹部の空色がやや薄く多分先程の個体です。

連結産卵






別の連結態です。産卵場所を探しながら、石ばかりに着地していました。




２０１９．５．５　東京都

過去の画像から。腹部背面の空色がくっきりしている♂同色型の♀です。

♀　産卵

２０１８．９．１７　長野県

ホソミイトトンボ ２０１９＜５月＞

＜５．５＞

好天なれど

晴れて気温が上がる予報のこどもの日、４月中旬以来の都下の公園にホソミイトトンボの産卵撮影に行きました。
１０時半頃に到着すると幸先よく目の前に交尾態。さらに１対を見て、いくらでも連結産卵が撮れそうなムード。
ところが、探し回らないと産卵が見つからないような状態でした。汗ばむ陽気で最高気温２４℃。

交尾態


別個体




連結産卵










この時期、オツネントンボは殆ど姿を消し、少数の♂が残っている程度。前回多数いた連結態は見られません。
昼下がりにひっそりと単独産卵する♀がいました。

＜オツネントンボ＞　♀　産卵

２０１９．５．５　東京都