ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ナニワトンボ 2019<9月>

2019-09-28 | ・ナニワトンボ

<9.26>

気を揉む

昨年、ナニワトンボの撮影に兵庫に行き、交尾、連結産卵とも撮れず悔しい思いをしています。今季は大阪です。
4年前に撮影しているものの近時の情報はありません。溜池の水位はまずまず良好で待機の♂が見られて一安心。
11時半までに♂が多数集合しましたが、♀の気配がないまま正午を経過。天候が回復した前日の反動なのか。
さすがに気を揉みましたが、12時5分頃、遅まきながら待望の交尾態が姿を見せました。現地の気温は26℃。

交尾態


2分後、移動




5分後、再び移動。今度は直ちに飛立って見失いました。産卵に向かった気配です。



前回は同時に数対の交尾態を目撃しましたが、2対のみ。飛来した♀を捕捉して高い梢に止まった交尾態です。



最初の産卵は12時14分頃。見失った交尾態が産卵していました。発見が遅れて約1分間で連結を解きました。

連結産卵


この♀は約20秒間、単独産卵を続行しました。

♀ 産卵




♂ 飛翔 極短時間の産卵警護


約7分間の空白があって12時22分頃、次の連結態が飛来。動きが激しく広範囲を移動して追うのが大変です。
そもそも日陰で産卵しますが、草に潜って余計に厄介。約3分半の産卵にも拘わらず、撮影チャンスは殆どなし。

連結産卵




2対目の産卵が終わって約6分後の12時32分頃、産卵中の連結態を発見。最後の産卵で35分の終了でした。
産卵時間は12時14分頃から約20分間、目撃は3対のみで♂の数からして賑わいを欠いたまま終わりました。











♀ 静止 産卵後休止 単独産卵なし


♂ 静止















2019.9.26 大阪府

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ノシメトンボ 2019<9月>

2019-09-27 | トンボ科アカネ属

<9.20>

単独産卵

マダラヤンマの池、岸辺で産卵中のノシメトンボが見られ久々に撮影しました。あまり見ない単独産卵です。

♀ 産卵














♀ 静止 産卵を撮り始めて約3分後


♂ 静止


連結産卵





2019.9.20 長野県

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マダラヤンマ 2019<9月②>

2019-09-23 | マダラヤンマ

<9.19>

再び不発

2日前のマダラヤンマは♀の目撃がなく、交尾、産卵どころではありませんでした。一旦帰って当然出直しです。
この日も探雌行動は活発でも♀が入ってきません。快晴で21℃で推移、夕方は19℃まで下がり肌寒い気候。
午前中に交尾と産卵を見たもののシャッターは切れず。夕方に産卵に来た♀はガマの奥に入って姿を消しました。
再びの不発で厳しい状況に追い込まれました。♂の飛翔撮影のみですが、光の具合で変化する体色が魅力です。

♂ 飛翔










♂ 静止

2019.9.19 長野県


<9.20>

3日がかり

翌日、最後のつもりで朝早くから待機しました。連日の快晴で前日より4℃高い25℃、湿度は低目の55%。
午前中、交尾態4対を目撃して3対を撮影。3日がかりでした。午後は交尾の目撃がなく、産卵は見失いました。
8時半頃、背後を交尾態が飛んだ気配がしてガマの奥にいた交尾態を発見。当所では数が少ない緑色型の♀です。
ガマの隙間から何とか撮ろうとしているうち、1分程で林に飛び去ってしまいました。

交尾態 緑色型の♀


9時50分頃、青色型の♀を発見。おそらく交尾した♂がゆっくり追って警護していましたが、繁みに消えます。
数分後、周辺を探して交尾態を見つけました。先の♀が別の♂に捕捉されたようです。約9分で林に飛びました。

交尾態 青色型の♀






10数分後、続いて緑色型♀の交尾態が飛来。ガマの奥に消えて撮れませんでしたが、♀の出がいやに順調です。
11時28分、ガマの繁みで♂が♀を捕捉して、今度こそは絶好の位置に止まりました。一気に挽回できそう。

交尾態 青色型の♀




運がよければ産卵まで撮影できそうな絶好のポジションです。息をひそめて交尾を解く時を待ちました。
すっかり落着いて移動せず、交尾時間はやや長い約22分間。交尾を解いて連結を解くまでは約7秒間でした。

連結態 交尾を解いた瞬間






連結態 飛立つ直前


♀は辺りを飛び産卵場所を探しますが、ガマの裏手に姿を消し、数分後に出てきて別の♂に追われて逃げました。
前2日に比べ、何故か♂の活動状況は低調で、夕方のホバリングも見られませんでした。正に行く日次第です。

♂ 静止


目掻き

2019.9.20 長野県

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マダラヤンマ 2019<9月①>

2019-09-22 | マダラヤンマ

<9.17>

こういう日も

マダラヤンマの生殖活動の時期を待って信州に。ところが、♀の目撃がなく交尾も産卵も撮影でませんでした。
美しい姿の♂が見られるのは有難いことですが、こういう日もあります。この時期にしては気温が高く31℃。

♂ 静止














♂ 飛翔







2019.9.17 長野県

コメント (2)
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オナガサナエ 2019<9月>

2019-09-21 | サナエトンボ科オナガサナエ属・ミヤマサナエ属

<9.14>

増水した河川で

集中豪雨とその後の台風で観察地が土砂崩れになり、コシボソヤンマは中途半端のまま断念せざるを得ません。
オナガサナエも終わる頃で、増水した河川の状態が不安ながらも決行。小雨から天気が回復して最高気温25℃。
14時頃に到着、縄張りの♂がいてまずは安堵。14時40分頃、日が翳って♂が姿を消すと♀が飛来しました。
ストロボなしで撮影したいので、明るいうちの産卵を期待しましたが、次に撮れる所に飛来したのは17時直前。
すっかり暗くなり姿を追うだけで精一杯、しかも極短時間で終了。結局、最初の♀しか撮影できずに帰還です。

♀ 産卵




縄張りの♂は2頭、日が射すと河原に出てきて度々争っていましたが、珍しく近くに止まった場面です。

♂ 静止







2019.9.14 埼玉県

かなり前になりますが、同じ時期に撮影した♀と♂です。河川から相当離れた山麓の湿地で目撃しました。

♀ 静止




♂ 静止

2011.9.17 埼玉県

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