<10.6>
局地的に晴(その1)
以前はキトンボのみを目的にして行くことはなかったのですが、最早、関東では簡単に撮れる存在でありません。
2年前の東海地方では環境変化により空振りして、今季は貴重な情報が得られた北関東です。問題は天候のみ。
関東は広範囲で曇でしたが、目的地は局地的に晴。ただ到着時は早朝の雨により気温が20℃に届かない状況。
9時を回って、縄張りの♂が現われました。ホバリングしながら巡回しては静止。いよいよ始まりです。
♂ 飛翔
9時45分頃、最初の連結態が産卵開始。続いてもう1対。気温が低く次々にとはいきませんが、まだこれから。
連結産卵
3対来た連結態に執拗に絡んでいた縄張りの♂が姿を消し、次の連結態は短時間で連結を解き単独産卵に移行。
♀ 産卵
産卵する♀と警護の♂
約2分45秒間に亘る単独産卵の間、♂はしっかり警護を続けていました。
♂ 飛翔 産卵警護
別の池に移動、10時を過ぎて数対が産卵に飛来。基本は打水して腹端の水滴に含んだ卵を飛ばすパターンです。
動きが激しく、放卵時は草が被る所に入り込むので撮り難く、ストレスが溜まります。
連結産卵 打水してホバリングする様子
産卵は正午過ぎに一旦終わりましたが、13時頃に再び2対が現われました。おそらくこの日最後の産卵です。
残念ながら交尾の目撃はありませんでした。次回は連続打泥産卵の様子を掲載します。
2019.10.6 群馬県