ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

キトンボ 2019<10月①>

2019-10-11 | ・キトンボ

<10.6>

局地的に晴(その1)

以前はキトンボのみを目的にして行くことはなかったのですが、最早、関東では簡単に撮れる存在でありません。
2年前の東海地方では環境変化により空振りして、今季は貴重な情報が得られた北関東です。問題は天候のみ。
関東は広範囲で曇でしたが、目的地は局地的に晴。ただ到着時は早朝の雨により気温が20℃に届かない状況。

9時を回って、縄張りの♂が現われました。ホバリングしながら巡回しては静止。いよいよ始まりです。

♂ 飛翔 




9時45分頃、最初の連結態が産卵開始。続いてもう1対。気温が低く次々にとはいきませんが、まだこれから。

連結産卵








3対来た連結態に執拗に絡んでいた縄張りの♂が姿を消し、次の連結態は短時間で連結を解き単独産卵に移行。



♀ 産卵




産卵する♀と警護の♂


約2分45秒間に亘る単独産卵の間、♂はしっかり警護を続けていました。

♂ 飛翔 産卵警護




別の池に移動、10時を過ぎて数対が産卵に飛来。基本は打水して腹端の水滴に含んだ卵を飛ばすパターンです。
動きが激しく、放卵時は草が被る所に入り込むので撮り難く、ストレスが溜まります。

連結産卵 打水してホバリングする様子












産卵は正午過ぎに一旦終わりましたが、13時頃に再び2対が現われました。おそらくこの日最後の産卵です。
残念ながら交尾の目撃はありませんでした。次回は連続打泥産卵の様子を掲載します。




2019.10.6 群馬県

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ミルンヤンマ 2019<10月①>

2019-10-09 | ミルンヤンマ

<10.5>

潜るか出てくるか

9月は撮影地の土砂崩れで、ミルンヤンマを撮らず仕舞い。産卵は8月に撮影済みでもあり、見送っていました。
この時期になると探雌飛翔が撮りたくなります。例年の流れに行きました。都心は真夏日で、谷は24℃程度。
午前中は♂の活性がなく殆ど飛ばず、11時半頃に数ヵ所で産卵を試した♀はほぼ素通り状態でした。

12時10分頃、漸く朽木の裏に潜り込んで産卵する♀を発見しました。さて、さらに潜るか出てくるか。

♀ 産卵






運よく向きを変えて、全姿が見える位置に出てきた




出てくると落着かず、近くの樹木に静止。発見から約1分間の出来事で、朽木の下で長く産卵していた様子です。



約5分後に降りてきましたが、産卵場所が定まらず姿を消し、少し待っても戻ることはありませんでした。
探雌の♂が少ないなかでも、谷底でのホバリングが見られました。真暗で気がつくと下にいるという状態です。

♂ 飛翔


13時40分頃、下流の淀みにホバリングする♂が現われました。先程より明るい所、10分以上留まりました。
滅多に見ないホバリングを2ヵ所で目撃したのは初めて。この頃、閑散としていた流れに♂が増えてきました。








2019.10.5 東京都

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カトリヤンマ 2019<10月①>

2019-10-08 | カトリヤンマ

<10.2>

再び苦戦

前回のカトリヤンマの産卵は草に潜り込まれて殆ど撮影できず、2日後に千葉の田圃に出直し再び苦戦しました。
16時頃から産卵が始まるも、数が少なくて警戒心が強く寄れません。かつてない程シャッターが切れずに終了。
最高気温30℃で産卵終了時の16時半でも26℃。気温が高過ぎるか、当地は終盤か判断しかねる状況です。

♀ 産卵









2019.10.2 千葉県

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