ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

モノサシトンボ 2020<7月②>

2020-07-20 | モノサシトンボ科

<7.16>続編

移精から交尾へ

モノサシトンボの続編。10時56分頃、連結態を見つけて、移精を始める前から交尾に至るまでの様子です。

連結態 静止 探雌の♂がの♀を連結


3分後 ♀を持ち上げて移精に


移精 約45秒間


移精が終わり交尾に移行する


交尾態 スムーズに交尾に至る






11時27分頃、別の連結態です。すんなり交尾できないケースをよく見ますが、こちらもスムーズに完了。

移精 約55秒間




交尾態





2020.7.16 東京都

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モノサシトンボ 2020<7月①>

2020-07-19 | モノサシトンボ科

<7.16>

住宅街の公園

住宅街の公園のモノサシトンボ、12年前に生息を知り、数年に一度見に行っています。今年も健在でした。
晴れて気温が上がる絶好の気象条件で、10時頃から13時まで一角に留まり生殖活動を観察。最高気温25℃。

朝方の曇天から10時過ぎに晴れると小川に♂が姿を見せ始め、しばらくして♀も見られるようになりました。

♂ 静止 縄張り行動




♂ 飛翔 探雌行動


♀ 静止


殆ど見ない淡青色の♀


10時20分頃、足元を見ると、すでに第一号の交尾態がいました。

交尾態




11時頃から約15分間、連結態が数対現われました。直ちに交尾する個体は少なく、あちこち飛んでから交尾。

連結態








交尾態 5、6対を目撃 葉先を好んで止まることが多い


11時半頃、交尾を終えて最初の連結態が水辺に飛来。約3分間静止して産卵を始めましたが、度々中断します。

連結態 静止 産卵前


連結産卵


連結態 飛翔 産卵移動


連結産卵




11時50分頃、交尾態があまり見られなくなって、連結産卵が目立つようになります。

交尾態と連結態


交尾を解いた直後


正午を前に、次々に飛来した連結態が数対出揃い、澱みで入り乱れての産卵が始まりました。

連結態 静止と飛翔


連結産卵






ピークは正午からの約30分間で13時に減少。落着いて1ヵ所に20分以上滞留する連結態も見られました。


2020.7.16 東京都

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ヤブヤンマ 2020<7月③>

2020-07-16 | ヤブヤンマ

<7.12>続編

交尾拒否の顛末

前回記したとおり、樹上での探雌行動が盛んでしたが、梢での♀の捕捉は見られず、産卵中の♀が襲われました。
12時39分頃、隙を突いて♀を連結した縄張り♂が抵抗され、交尾を断念して連結を解除するまでの顛末です。
♂は簡単に諦めず、約3分50秒間の長い攻防でした。産卵する♀との交尾が成立することは滅多にありません。

♀ 産卵 連結される約20秒前 


♀が産卵場所を移動したタイミングで♂が急襲したようです。草のなかに落下する連結態を目撃しました。

連結されて草陰で暴れ回る♀ ♂の姿は草のなか


♀の抵抗が激しく、飛び上れない状態です。こうなると交尾は無理。慌てて連結態が撮れる位置を探しました。





約1分経過。通常なら分かれますが、♀を放す気配がなく、暴れ回るうちに対岸から双方の姿を撮影できました。



約2分20秒経過。♂が石に着地して、約50秒間、殆ど動きが止まりました。



再び暴れて♂はむしろ後退。約20秒で断念して連結を解いて飛び去りました。連結から約3分50秒後でした。

連結解除の約10秒前


連結解除直後の♀ 約20秒間留まって飛び去る

2020.7.12 東京都

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ヤブヤンマ 2020<7月②>

2020-07-14 | ヤブヤンマ

<7.12>

久々の晴れ間

久々に晴れ間が出る予報。とはいえ各地に雨マーク、行先に悩みつつ前週中途で帰ったヤブヤンマに出直しです。
多摩方面は晴、♂が活発化すれば交尾の期待もあります。最高気温33℃に上昇、林内は28℃でも高湿度。

この日は数頭の♂が飛来してかってない大盛況。時に水辺を飛び、梢を中心に丹念に探雌しては一時休止します。
10時半から15時過ぎまで池端から去らず探雌行動が続きましたが、♀の連結は1回、交尾は不成立でした。

♂ 静止 池端の低い位置に止まる






太い幹で休止 上と同じ個体






梢の別個体 若い個体が多い








11時頃に最初の♀が飛来、縄張り♂に追われて逃げた後、12時20分頃から13時40分頃まで数頭が産卵。
♂が多いなかで落着いて産卵したのは3♀です。すべて青目の♀で、特段新鮮な個体は現われませんでした。

♀ 産卵

















2020.7.12 東京都

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ヤブヤンマ 2020<7月①>

2020-07-08 | ヤブヤンマ

<7.5>

若いうちに

連日、天候不安定で降るかどうかは雨雲の通過コース次第です。若いヤブヤンマを撮影すべく多摩に行きました。
道中の林縁で未成熟♂のぶら下がりを発見。複眼が色付く前の新鮮な個体です。最高気温は26℃。

未成熟♂のぶら下がり






目掻き


池に着いた途端、若い♀が産卵に来ました。まだ産卵場所の要領を得ない様子で全く落着く気配がありません。

♀ 産卵






4分程で雨が降り出すと早々に産卵を止めて近くの梢に避難しました。待っても雨は降り止まず、これにて終了。
一旦産卵に集中すると多少の雨では中断しませんが、若い♀、かつ落着く前で産卵に執着していないようでした。

♀ 静止

2020.7.5 東京都

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