読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『かわいそうなぞう』(絵本)

2012年04月10日 | 戦争について考える本
昨日は、近所のお寺のしだれ桜を見に行ってきました。
引っ越してから、ず~っと見たいと思っていたのですが、ようやく見られて嬉しかったです♪
満開は若干すぎていたような感じでしたが、十分美しかったです。
来年はもう少し早めに行ってみようかな…(^^)

さて、昨日は桜と関連させて、この本を小4・小5クラスで読みました。
かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)
つちやゆきお・文 たけべ もといちろう・絵
金の星社

これは、戦時中の東京の上野動物園で実際にあったお話です。
戦争がだんだんはげしくなってきて、東京の街に毎日爆弾が雨のようにふりおとされてきました。
爆弾が動物園に落ちて、猛獣たちが街へ暴れだしたら大変です。
そこで、ライオン、トラ、ヒョウ、そして動物園の3頭の象たちもいよいよ殺されることになりました。
餌に毒を混ぜたり、注射を打とうとしたりしましたが、どれも失敗してしまいます。
仕方なく、食べ物をまったくやらないという手段に出るのですが…

最初と最後の桜のページが、心に残ります。

本屋さんで立ち読みした時に、うっかり泣きそうになってしまい、今回の読み聞かせでも練習の段階でウルウルしてしまっていたので、「ちゃんと読めるだろうか…」と内心、心配だったのですが、いつもどおり読むことができました。(ホッ)

教室が水を打ったような静けさになり、お子さん達も真剣に聞いてくれたんだなぁと嬉しくなりました(^^)
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『放課後の時間割』(本)

2012年04月09日 | 想像の翼を広げる本
今日は暖かかったですね!
教室のエアコンは不要でした。換気のために窓をあけると、スイセンとジンチョウゲのいい香りが~♪
春は嬉しくなります(^^)

さてさて、今日の小3クラスではこの本を読みました。
放課後の時間割 (偕成社文庫)
岡田淳
偕成社


小学校で図工の先生をしているぼくは、ある日、学校で白い服を着せられたネズミを見つけます。
そのネズミは学校に住んでいる学校ネズミで、なんと、人間の言葉をしゃべるのです!

学校ネズミはたくさんいたのですが、昔、メスネズミが会議を開いていた家庭科室が火事になり、メスが皆死んでしまいました。
残ったオスたちも一匹、一匹死んでいき、このネズミは最後の学校ネズミなのです。
学校ネズミは、皆お話を作ったり伝えたりするのが大好きなのです。
そして、このネズミは、今まで伝えられてきたお話を、週1回1話ずつ僕に話しにくるようになります。


この本の中には、学校ネズミたちの14の短いお話が載っています。
その中から、今日は「しゃっくり」というお話を読みました。
伝染してしまうしゃっくりのお話です。始めは一人の女の子から始まった、伝染するしゃっくり。
あっという間に伝染は広がっていき…。

しゃっくりは止まるのか!?とドキドキする展開ですが、最後は読んでからのお楽しみ♪

お子さんたちも、ニコニコしながら聞いてくれました。
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Who's behind me?(英語)

2012年04月07日 | 英語の本
今日から、小学生の英会話クラスが始まりました。
こちらの英会話クラスは「とにかく英語を楽しもう!」というクラスです。
ゲームをしたり、体を動かしたりしながら英語を身につけていきます。

参加してくださったお子様たちが、笑顔で生き生きとレッスンに取り組んでくださったので、私もとっても嬉しかったです♪

さて、こちらのクラスでは、英語絵本の読み聞かせも行います。
絵と共に英語の表現に触れていただくことで、英語に親しんでもらい、生きた英語感覚を身につけてもらえればと思っています。

今日読んだ本は、こちらです。
Who's Behind Me? うしろにいるのだあれ―英語版 R.I.C. story chest
Toshio Fukuda /Translated by Mia Lynn Perry
アールアイシー出版


読む前に、絵本に出てくる動物たちの名前をカードゲームで覚えました。
すると、日本語の絵本を読んでいるときよりも、子供たちの反応がスゴイ!!
「あっ、turtle!」「Owl!」など、今日初めて英語を学び始めた子もいるクラスなのに、英語でどんどん本に(?)話しかけてくるのです!
お子さんたちの吸収の速さと順応力の高さに、驚かされました(^0^)

これからが楽しみです♪
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『マジョモリ』(絵本)

2012年04月05日 | 想像の翼を広げる本
今日から子供たちは学校です。
始業式なので、すぐ帰ってきてしまいますが、午前中静かなのは久しぶりです~。
さてさて、今日はそんな静かな春の日におススメの一冊です。
読み聞かせするには長いのですが、一人読み(小学校中学年~大人)でしたら、あっという間に読めますよ(^^)

マジョモリ
梨木香歩・作 早川司寿乃・絵
理論社


ある朝つばき(小学生くらいの女の子)が目を覚ますと、机の上に手紙がおいてありました。

まじょもりへごしょうたい

つばきは大急ぎで服を着ると、その手紙を手に持って家を飛び出しました。そして、森に入っていきました。
大人が「御陵」と呼ぶその森を、子供たちは「まじょもり」と呼んでいます。
入ってはいけないと言われている森にどんどん入っていくと、急にぽっかりと陽が射している場所に出ました。
そこには誰かが座っています…。
「ごしょうたいしてくれたのは、あなたですか」「そうよ。一緒にお茶でもいかが」
つばきは、嬉しいような、用心した方がいいような、両方の気持ちになるのですが…。


『西の魔女が死んだ』も書かれている梨木香歩さんですが、こちらの本も静かで美しくスピリチュアルな雰囲気が漂う素敵な絵本です。

パステルカラーの絵も美しく、それぞれのページの構成(文章と絵の配置)がすべて独特で、ページをめくるたびにワクワクします♪

日常から離れてリラックスしたいときに、春のポカポカした陽だまりの中で読むと最高です!
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『このよでいちばんはやいのは』(絵本)

2012年04月03日 | 自然・宇宙・生き物・食べ物の本
昨日の小4・小5国語クラスで読みました。
このよで いちばん はやいのは? (かがくのとも絵本)
ロバート・フローマン・原作 天野祐吉・翻案 あべ弘士・絵
福音館書店

ウサギとイヌとウマとダチョウとネコとカモシカと人間が「ヨーイ、ドン」で100メートル競走をしたら、一番はカモシカ。
でも、地上を走る動物のなかで一番速いのはチータ。
魚の中にはチータよりももっと速いものがいます。それはマグロの仲間のバショウカジキ。
でも、世の中にはバショウカジキよりももっと速いものがいます。
さて、それは?

舞台は地上から水中へ、そして空へ、宇宙へ広がっていきます。
そして、この世で一番速いものは何なのでしょう?

お子さん達は「どんだけ速いんだよ~!」と言いながら、興味深く聞いてくれました(^^)
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