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夏の講習に何をすべきか その2

2015年07月09日 | 受験関連

でも、このセリフ「もっと勉強しなさい!」はもっとも

心が動かないセリフの筆頭です。

なぜならこのセリフ、まったく具体性がないのです。

どんな科目の何をどのようにすればいいのかが全く語られていません。

実は勉強でも仕事でも成果を上げるためには、何をどのように

進めていくかが一番大切です。それが抜け落ちているメッセージというのは

意味がありません。

子供たちはよく夏休みの計画を立てますが、大概はそのとおりいきません。

それはなぜかというと、勉強でも仕事でも工作を作るにしても

細かいことはやってみないとわからないからです。

テキスト何ページから何ページまでするでもいいですが、

また、しっかりと予定を立てるのはいいですが、案外むずかしい問題に

ぶつかると進みません。ズレこんできて計画通り行かないと

だれでも嫌になってしまいます。そんなものです。

私は塾では子供たちに国語なら国語の何が弱いのか

算数あるいは数学のどんなところで躓いているのか

その生徒さんのミス一つ一つの内容を見極めます。

もちろん生徒さん本人にもしっかりと見直しをしてもらいます。

またそれを説明してもらいます。そういうやりとりをすることで、

自分を客観視できるようになるのです。

 

これが大切です。

ケアレスミスが多いのを克服するための

トレーニングと応用問題のトレーニングはまったく

異なります。進め方も違います。ところがこれを別々にする

というのは良くないです。

ケアレスミスをなくしていくトレーニングを入れつつ、

たくさんの問題をこなしていくと計算にも慣れてきて徐々に

計算ミスも少なくなると、応用力さえついてくれば、

スムーズに勉強がはかどり、問題を解くスピードも加速します。

塾では私は、その進捗状態を見ながら宿題の量も決めていきます。

ここで、先ほど言っていたピンポイント勉強法が

活用できます。すべてのページのすべての問題を総当りで

取り組むより、大切な単元のみを一つやり遂げると、

他の問題までもがスムーズに解けるようになってきます。

その人にとって最も必要なものを選んでそれを徹底的に

身につけてると

自信がついてくるものです。

ピンポイント勉強法は俯瞰的な勉強法です。

勉強の森に入って自分を見失うことなく進めることのできる

勉強法なのです。

 

 

 

 

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