さて、いつも講習に際して思うことは、限られた日程の中
日々の勉強の積み重ねで一気に効果を上げて受験生ならば、
合格に一歩でも二歩でも近づけたいわけです。
以前たまたま昔の塾生にあって、彼はもう大学も出て
就職していたのですが、「YANO塾」にいた時が
一番勉強したなという思い出があります。
あの時はほんとうに純粋に勉強に打ち込みました。
いまでもいい思い出です。と言ってくれました。
YANO塾の授業時間の一コマは3時間なんです。
一般に、個別指導塾というと90分というところが多いですが、
それでは短すぎます。1教科でも内容のあることを勉強しようと思うと
3時間連続の勉強もあっという間です。
また、なかなか家では3時間勉強を連続して集中を持続させることは
難しいものです。
だれでも経験があるでしょうが、少し問題が解けなくなると、
落ち着きがなくなって、すぐに休憩してしまうのです。
実は問題が解けずに壁にぶち当たっている時が伸びるチャンスなんです。
そこで踏ん張って、もうひと頑張り集中することで考え抜く力がつくのです。
スポーツでも音楽の練習でもあらゆるトレーニングというものは
自分との戦いなのです。
それを悲壮感漂ってするのではなく、むしろ楽しむくらいの境地が必要です。
私の長い塾の経験で、難しい問題にぶつかってもひょうひょうとして、むしろ
笑顔でいるというお子さんは実は受験の時にとんでもなく、難しい問題も
さらりと解いて、合格を勝ち取ってきます。
そういう精神性がとても大切なのです。
だから、時々真剣に勉強に取り組んでいるお子さんをこっそり様子をうかがうといいです。
むしろ軽やかな様子で問題を勉強に向かっていれば、うまくいっている証拠です。
勉強がうまく言っているときは、表情も明るいです。
もちろん難問を解いているときは、顔も真剣です。
ああでもない、こうでもないと色々考えていますが、獲物をおいかけるように
正しい道筋を考えているわけです。算数・数学などは問題を解く醍醐味があるわけです。
ちょっとしたヒントを先生にもらってあとは自分で正解まで導けた時のうれしさは格別です。
その積み重ねが本物の力になるのです。
講習中、私も生徒さんの顔や雰囲気を見ながらリラックスさせるように努めています。
とにかく勉強することから逃げてはいけません。勉強に没頭することが大切です。
勉強三昧を楽しむ
そういう心持ちで冬期講習をこなせば、
必ず成績は伸びてきますよ。