京大に現役で入るように指導するにはやはり、せめて中学の時の偏差値が65はほしいです。
今年、信愛の卒業生で名古屋大に合格した生徒も中学の偏差値が63くらいだったようですね。
うちの生徒で桐蔭に進んだ生徒さんですが、中学のときの偏差値は65前後でした。
そのくらいの偏差値を持つ生徒が高校で伸びるためには、理系であれば、数学の伸びがとても
大切です。高校数学の全体像が見えてくるような生徒でないと、難しいでしょう。
旧帝大をめざすなら、センター数学は9割以上はほしいです。
そのためには特に高2からの勉強が大切です。
後半から伸びてくるかどうかそれが重要な事なんです。
英語は受験単語を着実にものにしているかどうかで
長文の読みが全く違ってきます。また国語も英・数と同様200点ありますので、
理系だからといって徒や疎かにはできません。
高野山高校の全生徒が150名、その中で宗教科の生徒さんが30名、後の生徒は
普通科なわけです。全寮制(二人部屋)もしくはお寺に寄宿できるそうですから、今の生活を
一旦リセットしたい人、不登校などで停滞していた環境を大きく変えたい人にとっては
いい学校かもしれませんね。高野山はお大師さんの里ですから、悪いことはないと思います。
心理学の先生の公演もあり、有意義な説明会でした。最後に質問したのは私です。
私塾組合の理事長さんに会ったとき、今日は良い質問だった、打合せてるのかなとおもったくらい。
と言われました。校長先生にも良い質問ありがとうと拝まれました。
最近の日本の世の中をすこしばかり憂えている私にとって、子供たちの精神的な弱さにたいして
どのように指導すれば、と常々考えていたので、質問をしましたが、簡単に答えられことでもないので、
良い所で質問を切り上げました。
担当の心理学の先生は根岸先生ですが、「東大理三に合格しても、医者になる生徒さんが6割しかないと東大の教授が嘆いている、研修医で突然姿をくらますものもいる。」といっていました。
どんなに頭が良くて偏差値が高くとも、人と接する仕事というのはストレスも多いのです。
単に医学用語や器具の使い方、手術の仕方を覚えるだけでは成り立たない高度な仕事ですからね。
偏差値だけでなく、本当に医者に向いた人が医者を目指して欲しいですね。